2020年3月9日(月)
帰路、
鹿児島空港に向かう前にもう一ヶ所。「おもしろそうな洞窟があるらしい」というオット情報です。
国道223号を逸れて、山道を進むと無料駐車場が用意されている。ここはナニ?
『熊襲の穴』という史跡?っつーか、おもしろスポット?古代日本の九州に熊襲と呼ばれる部族がいたことは知ってるよ。「ここはその熊襲がヤマトタケルに討たれた現場だ、という言い伝え」(オット)
ほんまかいなー?なんや、怪しいけど面白そうだ。まーまーな山道を登ります。
勾配キツめの山道です。道中の階段、歩道は整備されているので危険なことなく到着できるでしょう。10分ほどでゲートが。
崖は、よくみるとひと塊の巨石。深い自然林の奥で鬱蒼としているし、巨石には羊歯(シダ)が絡む。勇猛な武闘派部族が住む森だったとしたら、説得力あるかも~。
あ~あ!ヤマトタケル(当時は10代の美少年だった説あり)が女装して襲撃した、って有名なお話あったね。その現場がここってこと?
この穴かあ。さてこの時、我らの前を行くカップルさんがいて、先にこの穴に入り込まれた。コロナのこともあるし、狭い空間につづいて入るのは失礼かなと思い、カップルさんが出てくるのを離れた所で待っていました。
カップルさんは、この穴というか窪みにしゃがんでみたりした後「ふーん」といった感じで出てくると、すぐに山道を下って帰って行かれました。オットが「あれ?帰っちゃった。おかしいな・・・」と首を捻っております。
「奥に穴が続いているはずなのに…」とオット。熊襲の穴は丁寧な案内を(敢えてかも)していません。↑画像右端に黒い分電盤のような物体が写り込んでいますが、コレに気付かないと「穴、っつーかただの窪みじゃん」で帰ってしまうかもしれないので注意が必要です。
この黒いボックスは、洞窟内の照明用スイッチです。訪問したらこれを押して中を照らすと、入口からは窺い知れない空間が広がる仕様になっていたのでした。お帰りの際にはOFFにすることをお忘れなく。
オットよ、でかした。無事明るくなった奥地をめざして、狭い穴の入口に頭を入れます。コレ、照明がなかったら侵入口があるようには見えないわ。ひとりだったらワタシも気づかずに帰っていたかもw
入口の狭さから想像した以上に、穴の中は広くてびっくり。そして、謎の壁画が一面!でその点にもびっくり。天井が思いのほか高いからか、壁画で気が紛れたのか、閉所恐怖症のワタシでも大丈夫。
え、ナニコレと思ったものの、もしも何も描かれていない岩壁があるだけだったら岩肌をじっくり観るとか、天井までも確認するとかしないだろう。この洞窟の広さと不思議さを演出するのには、こーいう壁画があってもいいかもね。
てかさ、もしかしたら記紀(古事記と日本書紀のこと)の名エピソードの現場かもしれない(あくまでかもしれない)のに、現代アート壁画でいいんですか?誰主導でこのように?そもそも、ちょっとオシャレな案内板やトレイルの整備は誰が?霧島市?…いろいろ疑問が湧きます。
洞窟内に設置されていた一文。末尾の署名で納得です。この洞窟および周囲は妙見石原荘のオーナー、石原さんの私有地だったのですね。だったら、お好きにアートして構いませんよね。
むしろ、無料で誰でも自由にお出入り可にしてくれている太っ腹な石原荘さんに感謝。妙見石原荘は国道を挟んで熊襲の穴の反対側に建っています。
ちな、妙見石原荘はお湯良し、料理良し、客室センス良しのラグジュアリー旅館と評判の有名なお宿よ。ふむ・・・いつか泊まりに来たいわね。※画像は
妙見石原荘HPから頂戴しました
ヤマトタケルの熊襲伝説の穴に行ったのに、妙見石原荘が脳内にインプットされた旅のラストでした。現場からは以上です。
長きに渡り綴ってまいりました鹿児島旅はこれにておしまい。鹿児島空港で飲む生ビールのうまさよ。これから乗る羽田行き便はコロナでお茶1杯も出さないからね。はよ、コロナ去れ~
【おしまい:鹿児島の旅】
【熊襲の穴】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet
熊襲の穴の観光情報 交通アクセス:(1)隼人駅からタクシーで20分。熊襲の穴周辺情報も充実しています。鹿児島の観光情報ならじゃらんnet 熊襲の首領川上タケルが日本武尊(ヤマトタケルノミコト)に討たれた所といわれる場所。
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