白布温泉 東屋/朝食と雑感編@山形県/米沢市
【前の記事より続き】
2022年1月某日
山形の名湯、白布温泉東屋。朝食編です。(東屋公式HP)
夕食時と同じお食事処、同じテーブルで。AM7:30スタートでお願いしました。
旅館の朝食として、ちゃんと丁寧に取り揃えられた品々。やさしい味わいの物ばかりでしたわ。
厚切り塩だらが一切れ入った湯豆腐ってやさしい。朝食には牛乳が添えられるのが一般的だけど、豆乳だったのもやさしいぜ。
竹の子、椎茸、しらたき、ぜんまい…いろいろ入ったさっと煮。法蓮草と菊花のおひたしはちゃんと出汁が引き立っておいしかったな。菊花を使うところに山形を感じます。
ウッドデッキにたんまり積もる雪。それでも今日は晴天みたいでよかったわ。突出する品は無かったけど適量の朝食でした。ごちそうさま。
チェックアウトの時間がもうすぐ。希望すれば、帰路も米沢駅までマイクロで送ってくださるよ。その前にちょこっと周囲を歩いてみよう。
東屋とは空き地を挟んで隣接する、茅葺き屋根の建物も温泉宿です。
こちらは「西屋」という旅館。東屋同様、白布温泉の名旅館のひとつです。次回の白布温泉があれば、西屋に泊まるのもいいかも。
白い外壁の建物が今回泊まった東屋。2000年3月まで、東屋も西屋同様の茅葺き屋根だったのだけど、今空き地になってる土地にあった「中屋」で火災があって延焼しちゃったんだ。消防法により茅葺き屋根での再建が叶わず、今の建築スタイルになった東屋です。(水車小屋は中屋が2021年12月に建てた湯車)
西屋、中屋、東屋、と三軒の茅葺き温泉宿が並ぶ雰囲気は「わ~!」ってなるような、現代から超越したような秘湯感があったのだ。あの頃、泊まっておけばよかった。いつでも泊まれると思っていたのが甘かった。不幸な出来事があれば無くなってしまう事も時にはあるのだ。
東屋の建物は消失しても700年の浴槽は残ってくれて、湯もダクダクのまま。今回はそんな浴槽に浸かれて満足でした。あの湯量と温度と泉質。温泉好きには何よりのごちそうでしたよ。
AM9:00お風呂掃除が始まって湯を抜いたのだろうか?突然、東屋玄関前の坂を湯が流れ出す。小川のよう!これだけの量を捨てても惜しくもない宿ってことね。贅沢な湯使いだ。
2001年に再建した客室棟は新しいです。ただし、湯温は高いしメイン浴室は古い。シャワーは一応1本あるけどワタシの利用時は機能しなかったわ。女子の場合、洗髪にテクが必要かも。そんな浴室施設でもへっちゃらな温泉好きには強力おススメしたいです。
直江兼続も浸かったお湯です。いつまでも続いてね。
東屋は家族経営の宿。皆さんが仲良さそうで、接客がソフトだったのが印象深い。尚、到着日は大雪で新幹線は大乱れでした。お迎え用マイクロバスのタイミングが難しい日だったと思う。一日中、つながらない駅の代表番号に電話し続けて、ダイヤ確認に奮闘してくれていたようです。米沢駅でお迎えバスを待つ間、オットのスマホに頻繁に状況説明の連絡を入れてくれました。
米沢市街に降りた送迎バスから、東屋がある山腹を見ています。中央のスキー場の麓に白布温泉郷があります。無料送迎をしてくれることに感謝です。タクシー利用したら約8000円の距離ですもの。
さて、コロナなので寄り道は最少で。飯坂温泉の日帰り入浴に寄って帰ろうか。
【つづく:飯坂温泉日帰り入浴へ】
<自分のための記録メモ>1泊2食18700円×2、入湯税150円×2、錦鸞(300ml)1200円、東光(720ml)2400円、アッサンブラージュ(180ml)750円、ハイボール500円、生ビール700円×2、現金支払い割引-500円×2=1000円割引、合計42950円 ※現金支払いだと、ひとりあたり500円の割引が。これは乗っかった方がいいよね。
白布温泉 東屋 · 〒992-1472 山形県米沢市関1537
★★★★☆ · 旅館
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