上高地帝国ホテル/施設編@長野県/安曇上高地
【前の記事より続き】
2020年10月26日(日)
オットと上高地に来てます。
宿泊の帝国ホテルにチェックイン。
フロント&ロビーラウンジ「グリンデルワルト」
エントランス周りはコンパクト。このちいさなカウンターがフロントです。山岳のリゾートホテルだからかなあ。豪華さは無いけどナチュラルに徹しています。
エントランスに直結してティーラウンジ、グリンデルワルト。中央のマントルピースがただ物ではない存在感。
このラウンジでウエルカムドリンクを頂戴したよ。オットはコーヒー。ワタシは飲むヨーグルト。(特別宿泊プランで宿泊。付帯していたグリンデルワルトで使える飲みもの券利用)
メニューによると各1000円。さすがのお値段でござるな(汗)ケチなのでウエルカムドリンクじゃなかったら自ら飲むことは無いだろう。日中、手荷物を預けに立ち寄った時はこのティーラウンジとロビー周辺はたいへんな人で、ごった返していたんだよ。
13時のエントランス。口々に「あふたぬーんてぃー」とスタッフに言い募るお年寄りたち。「本日のアフタヌーンティーは11時で終了しました」と繰り返し説明するスタッフさん。(限定15食とは言えど11時で売切れのアフタヌーンティーw)
その時は「なんだかザワついたホテルなんだなぁ」とげんなりしたのだ。けど今は雰囲気が違うぞ。16時30分以後は宿泊者のみ利用になるのでした。3軒あるレストランも宿泊者専用になります。16時を回った今、別の場所のように落ち着いた空間で安心しました。
フロント&ティーラウンジ界隈から先に進むとギフトショップが左手に。さらに奥にフレンチのダイニングルーム(宿泊者のみ)とカジュアルレストランのアルペンローゼ(宿泊者以外は昼食時のみ利用可)
見取り図です。(公式HPより)コンパクトなホテルなのだと分かります。あずさ庵も宿泊者専用の和食処。このホテル、フロアの定義が英国式です。1階とは言わずロビー階。
2~4階に当たる層をそれぞれ1階2階3階と呼称してます。ロビー階より上は客室のみが並び、パブリックな施設はありません。
和食処あずさ庵の隣に読書室。
読書室は宿泊者専用です。
約90年前に建設された当時の写真が掲げられ、資料や上高地と山関連の書籍が収まる部屋。
ホテルの古い写真が興味深い。創業当初1933年(昭和8年)ころのホテルみたいよ。あれ?上高地ホテルになっている。最初は「帝国」は入っていなかったのね。
これは往年のティーラウンジかと。マントルピースが石造りだ。創業時は木造建築。今の建物は、当初の外観を忠実に再現することを条件に、1977年にRC造に全面新築したもの。だから外観は変わらなく見える。でも、マントルピースは金属製に変えたのね。今のマントルピースは宿の主のように鎮座していてイイと思うよ。
ホテルの歴史を覗けて興味深い読書室ですが、チェアでなくソファーだったらもっと長居したくなっただろうな。
ロビー階からひとつ上のフロア(1階)へ。
回廊がある。見下ろすと、ティーラウンジ・グリンデルワルトのフロア。夜、BARホルンに変わった時刻に行ってみた時の画像。バルコニー型の重厚な回廊だ。
ディナー後のお茶かまたはナイトキャップのカクテルなのか。皆さん、マントルピースを囲むように椅子を向けて寛いでおられる。日中のテーブル並びはこうではなかったもの。BARタイムは炎を囲むように配置換えしてくれるのね。
ふいごで風を送ってはしゃぐ女性客。少々お酒も飲んで楽しいディナーだったのでしょう。女性客をヘルプするスタッフさん。
帝国ホテルなのに、ここではスタッフとの距離が近い。クローズされた土地、上高地であること。コンパクトな建物で一夜を過ごす者同士だからかなあ。日比谷の帝国ホテルとは違った閉じた環境が、ゲストとスタッフの親密さを作るのかも。
日比谷と大阪の帝国ホテルから期間限定で派遣されたスタッフたちは、ホテル後方の森の中にある社員寮で暮らしています。(他、アルバイト募集に応じて働く人もいるようよ)山の奥。数か月の合宿生活のような連帯感があるかもね。そういった勤務体系も独特。
コンパクトな建物内をうろうろと探検。壁は職人さんが手で塗って仕上げたように見える。木製梁が剥き出しなのがスイスっぽいぞ。丸太の手摺りがイイ感じに使い込まれた風合い。
エレベーター内。人が乗る機械はレトロじゃない方が安心感あるわよね。
では、客室へ。215号室、実質の3階にあります。デラックスツインベランダ付というカテゴリーの部屋でございます。
【つづく:上高地帝国ホテル/客室編】
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上高地帝国ホテル 1933年開業、日本初の山岳リゾート。歴史が刻んだ確かなサービスを。
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