湖里庵（こりあん）朝食と宿泊雑感編@滋賀県/マキノ町海津

【前の記事よりつづき】

2022年11月27日（日）

琵琶湖北部のオーベルジュ、湖里庵に宿泊。朝食の時間です。

昨晩のディナー時はカウンター席だったからね。朝ごはんは気分を変えてというご配慮でしょう、テーブルにご用意くださった。

カウンター。昨晩の充実したディナーを思い出すよ。ワタクシども3名が右側3席。左側2席にいらしていたのは米国からの旅行者さんでしたわ。

コロナの入国制限見直しがされたのが10月11日。日本に来れるようになった早々の旅行で、食事先に選んだのがこの店であるとはね。情報アンテナの感度の高さと日本食への貪欲さに敬意を表します。鮒寿しを中心とした料理たちを、彼らは楽しそうに召し上がっていらしたわ。

宿泊は1組限定なので、朝食は我々だけでこのダイニングルームを3人占めです。

美しい朝ごはん。器の使い方等もセンスあるなー。

焼魚はびわ鱒。琵琶湖だけに生息する固有種です。昨晩のディナーでいくらを頂いた個体のボディかと。脂はのっているのだけどサラリ。海の鮭より品ある味わい。滋賀県内といえどもスーパー等でサーモンのように売っているわけではないそうで。

山芋の梅あえ。朝ごはんには梅だね。起きたらクエン酸摂取だ。

木の芽煮、氷魚と若あゆ。湖里庵の母体、魚治さんの品でしょう。これは帰る前に買わんと！

出汁巻たまごが猛烈に旨いんだが。ふわっふわやで～。

朝早よから、丁寧にこしらえられた炊合せを出してくれて嬉しい。

お味噌汁の蜆は琵琶湖産。琵琶湖って蜆も採れるんだー。知らなかったデス。

大好きなおかずばかり。土鍋で炊いてくれたごはんは、相当量消費されました。

朝陽を受けながら、琵琶湖バーーン！のテーブルで食べる朝ごはんは最高っす。

ごきげんなので朝ビーもいっときました。ごちそうさま。

「コーヒーは外のテラスにお持ちしましょうか？」と提案してくださった。わーい。お願いいたします。

この日はアウトサイドに出ても寒くなく。縁側に腰掛け、足をぶらぶらさせつつコーヒータイム。

2階客室の窓は開く構造になっていないし、ベランダ機能もない。こうしてテラスのように外利用できるのは1階の利点ね。すばらしい日向ぼっこ。

琵琶湖北部マキノ町海津のオーベルジュ、湖里庵。ここでしか食べられない料理とここでしか堪能できない風景があります。（あ。猫。この画像に猫がおります）

宿泊は1日1組なので、希望日の予約ゲットは早目の電話がよろしいかと。毎月最初の営業日に、2か月先末日までの予約を受付ています。桜並木が美しい4月狙いなら2月1日。（2023年2月1日は定休日なので予約電話不可だと思う。要確認。）

ディナーだけ、ランチだけであっても満足度高い食の体験ができると思う。でも可能ならば宿泊を、是非。時間の経過と共に変わる琵琶湖の景色と旧海津宿の空気を感じられるのは、約19時間の滞在だからこそ。

コロナ入国制限が見直された今、海外勢もロックオンしています。「先日はスイスからいらしたお客様も」アクティブな人間は遠路でも積極的にやってくるのだなぁ。この場所の魅力と、琵琶湖伝統の食に魅力を感じる人は日本人に限らないのね。多くの方に湖里庵と海津の良さを体感していただきたいな。

湖里庵チェックアウト。ご家族中心の運営は大変だと思いますが、サービス、設備、食事すべて行届いていたと思います。帰り際、お向かいの魚治でお買い物するよ。

湖里庵の母体、鮒寿しの老舗です。鮒寿しだけでなく、琵琶湖の幸の加工食品を多彩に販売中。安くはない。けど魚治でしか買えない味の品々です。

朝食で美味しかったから若鮎木の芽煮と氷魚木の芽煮買おうっと。

本もろこ南蛮漬け。コレ旨かった。おためし鮒寿し。このサイズ、いいね。買い物止まらなくなるキケン性。

山岡さんも来てたかー

若輩者ながら、ムスメも「美味しい！」とすべてに感じ入ってくれたことも嬉しく思う。次世代の人間にも創業天明四年の味が伝わったぞ。

【つづく:小谷城へ】

湖里庵 (高島市) の口コミ9件 - トリップアドバイザー

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