(4)羽田発-ヒースロー行JAL41便/機内食編@SKYオーベルジュBEDD
【前の記事より続き】
2023年1月13日(金)
コロナでご無沙汰、国際線フライト。3年5ヶ月ぶりの搭乗です。JALロンドン便の食事時間になったよ。
JALのファースト&ビジネスクラス機内サービスはBEDDと命名されていてBED+Dine、Delicious、DreamのDなんだそうな。じゃ、ワタクシは洋食ください。
あれ?コロナ前に乗った時はアミューズが出たのだけどな。いきなりオードブルからスタートに変わったのね。客とCAの接触機会を減らす。コストカット。両方の意味かしらね。
「鶏コンソメの煮こごり キャビアのせ」あらま。意外と美味しい品質のキャビアを使っている。「スモークチキンとほうれん草のスフォルマート」すふぉるまーとってなに?フランみたいなもんかいな。しかしコレはただの玉子寄せ。不味かないけどそれ以上ではない。「ちりめんキャベツと豚肉のリエット マスタードソース」うめえ。デパ地下のお高い目総菜(ペックとか)くらいの味はするよ。「ムール貝のグラタン」冷めたグラタンってよぉ、と意地悪な気分で口に入れたらまーまー美味い。冷めても旨いはグッジョブ。
メゾンカイザーのパンはプチカンパーニュと柚子のパン。柚子パンはいかにもメゾンカイザーっぽくてイイな。食事時にシーバスリーガルのソーダ割りを持って来てもらったのだけど、このグラスの色を見てどう思われます?スゲー呑むヤツと思われたことは否めない。が、カクテルはバランスを考えて作るんだよ。ウイスキーとソーダの黄金比は1:4だ。CAの雑な仕事にマイナス1点。
メインは肉チョイス「和牛サーロイン 山葵クリームソース、ほうれん草のニョッキ 塩昆布を添えて」(長っ)ホントに塩昆布が別添えでやってきた。
ステーキに塩昆布ONって珍しい画像だ。ですが、意外にも塩昆布が好印象。機内で鈍化した舌にはナイスな味のアシストかも。クリームの重さも気にならなくなる。
肉質やわらかで脂少な目。サーブされた時の見た目が地味なプレートでしたが、添え物のニョッキ、蕪含め美味しかったです。
ワタクシがひと口食べてはせっせとメモ書きしているのって、CAはそんなに気になるんですか?なるんですね。スミマセン。前回のメルボルン発成田便につづいて今回も白服さんが席に寄って来たわ。「細かく記録をされていますねー」(白服さん)それはどーいう意味かなぁ?あ、嫌味でしたか。「金柑と生姜のムース」オレンジじゃない点がスキ。生姜の存在感のおかげで甘い物苦手体質だけど食べられた。
正直、酒とメシの運搬以外は放っておいてほしいヒトもいるんだがな。「機内食担当CAが御挨拶したく…」とかヤメテ。ワタシがJALと相性が合わないと感じるのはそーいう所かと。慇懃尾籠の四文字が浮かんでマイナス2点。(JALファンの方々にはごめんなさい)
一方、オットは・・・
ぶれないオットは安定の和食チョイスです。『雪籠り 冬の前菜盛合わせ』と題した銀座 蓮 三四七監修の御膳。
「赤味噌ONした豚フィレ柔らか煮」と「茄子揚げ浸し」はよかったらしい。がんばって「ふぐ唐揚」なども入れているがコレは「河豚の良い点を感じなくて平凡」となかなか厳しいオット。
「鮭南蛮漬け 赤黄甘唐辛子 玉葱 土佐酢ゼリー」と「煮鮑 鮑出汁の餡」このあたりは優しい味で納得評価だった模様。食べていないワタシには一見して彩りよく、食材もがんばっているように見えます。和食選ぶなら日本発便にしておいたほうが良いかと。
つづいて台の物。「銀鱈漬け焼」が「味薄い」と仰るオット。機内という環境だとはっきりした味の方が美味しく感じるかも。西京漬けとか。そこでカレーか。中央の円形小鉢、カレーだったんですって。辛味抑え目の和風カレー。
鶏つみれには山椒を使ったりと、アクセントになるスパイス類で機内環境でも味を感じるように工夫しているご様子。ただ、「全体的にやさしい味だった」(オット)と申していたから、それでも塩味が薄かった(感じにくかった)のかも。
ワタクシが「JALはうざい」とかなんとか避けても、オットはJAL(またはANA)に乗ることはやぶさかでないのだと思う。それは、日本酒の品揃えが流石のレベルだから。機内で日本酒を選ばない人には何のこっちゃ?だと思いますが、非日系エアラインが乗せている日本酒は↑このレベルに遠く及ばない(除エミレーツ)※お飲み物/JALビジネスクラスより
和食膳をいただいて好きなタイプの日本酒をエンドレスで飲めるJAL(またはANA)は日本酒バカさんにはシアワセ空間であろう。
「エンドレス」ではなかった。やがて「もう無い」とCAさん。この2種の酒を「どのくらい積んでいるの?」と訊いたら、4合瓶を各1本ずつというお答え。少なすぎるだろう!それとも日本酒の需要ってそんなものなのかなあ。JALとANAの日本酒は厳選されたハイレベル銘柄を乗せています。(エコノミーは不明)搭乗時には是非お試ししてみて。多くの方が飲んでくれて積み込む瓶も増えるといいな。
「ご飯いらない」というオットから頂戴した白米。3年前は「機内で炊きたてご飯」という意欲作で臨んでいたJAL。機内炊きたて止めたんだ!お茶碗に盛って出すスタイルだったらかコロナ的に×になったか?竹皮プリントの紙で包んだ(たぶんレンジでチンする)このご飯が美味しかったんだ。以前の「機内で炊きたて」の成功例とほぼ変わらない味でした。過去、失敗ご飯は芯があるのに周りベチャベチャという事態も有り、振れ幅がデカかった。レンチンでこのレベルなら「じゃコレでいいじゃん」となったのでしょう。「機内炊きたてごはんは終了。今後も復活の予定なし」(CAさん)とのことです。機内ラーメンもだけど、作るCAの腕次第でクソまずかったり美味しかったり、ってブレがあるサービスってどうよ?って思うものね。
ときどきウトウトと寝ていたらロンドンの街が見えて来た。AM7:00ごろ。冬のロンドンはまだ夜明け前です。
ここヒースロー空港で乗り換えだ。アイスランドは遠いのだ。
お世話様でしたJALさん。やはりワタシは非日系エアラインの、客との距離を保ったサービスが好き。
【つづく:ヒースロー空港にて】

日本航空(JAL) | ビジネスクラス比較ガイド【公式】
日本航空(JAL)は定時運航の確実さと決め細やかなサービスで、おもてなしの日本を代表する航空会社。JALの機内食は最高の食材と自由な発想で、従来の機内食の枠を超えた最上級の機内食を作りあげています。
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