島之内一陽/料理レベルも値段も尊い割烹@大阪市中央区/日本橋
2023年4月15日(金)
逆に明解じゃないのが食事メニュー。値段が書いてない。怖い時価ってヤツ?と思ったらそうではない、と。「人数に合わせて個数や量を出すから値段が書けないってことらしい。」と先に着いてレクチャーを受けたムスメ&オット。※値段不明な店が苦手な方には向かないと思います※
<自分のための記録メモ>約52000円のお支払い。アルコール類たぶん10000円ちょっと+サービス料1000円×3…と考えると料理トータルひとり11000円くらいになるのだが。この内容なら尊い価格!

大阪でムスメをお呼びして夕食。道頓堀・・・というか日本橋。大阪は'ニッポンバシ’って読むのね。関東人(ワタシ)は’にほんばし’っていちいち間違えます。
今夜のお店島之内一陽。表通りから入り込んだ小道にあるのだけど、おしゃれ店舗だ。
ひと目見ただけで美味しい店オーラを感じます。(島之内一陽Webサイト)
ワタシったら「しまのうち‐いちようサン」というオーナーのフルネームが店名なのだと思い込んでいたわ。ここに辿り着くため住所確認したら「島之内」って住所だったんかーい。無知な関東人でスミマセン。
店に辿り着くまで盛大に迷子になりましたわ。「先にパパと呑んでるから」(ムスメ)飛んできたLINE。ムスメとオットに遅れる事20分で到着です。小走りで汗かいたー!生ビールがぶ飲みいただきます。(突出しは抹茶豆腐)
おや?このおしゃれな雰囲気なのに生ビールが税込660円だ。他のドリンク類もけして高額設定ではないぞ。
四合瓶以外の日本酒は「阿部勘」「黒龍」「日高見」「早瀬浦」の4種で、どれも1合税込1000円と明解。オットはこの4種をぐるぐる巡って飲んでいたわ。

悩むだけムダ。好きな物頼もうぜー、ってことで値段を類推することなく、3人でバンバン頼んで喰った記録です。(お席画像はお店HPより。小あがり的半個室で)
「ママが来るまでお刺身のオーダーは待っていたよ」(ムスメ)と言われたお造り盛合わせ。…待たせてすまんかった。
ちょ、ちょっと!クオリティも見せ方も最☆高☆なんだが?炙りにした鰆、ほたるいか沖漬は大型でぷちっとくる旨味。
天然真鯛と鰹たたき。のれそれが出色。春ならではののれそれだけど、雲丹醤油で食べるのは初めてだ。うんまっ!
ていねいに肝とポン酢で和えたカワハギのコク味よ。「うまー!」と3人で合唱する我らは喧しかったかもな。小あがりでヨカッター。白身はカナガシラ(金頭)。
このお店、きっと何をたのんでも大丈夫、と確信を持った瞬間。(天然真鯛、金頭、炙り鰆)
鯛しらこのポン酢。ちゃんと6個で登場するんだ。揉めなくてヨイ。
河豚しらこも真鱈しらこも大好きだ。でも真鯛しらこの品の良さは春の味。ぷちっ→とろんっ、と来るなぁ。
さらに春の味を、な。香川産ホワイトアスパラ塩焼。葱か?と思うほど太々としたホワイトアスパラじゃないか。
食感シャクシャク…で、「ほこっ」と野趣ある香りが鼻腔に広がる。「果物みたいに甘さがあるー」(ムスメ)「梨的な感じ?」(オット)旨いよ~(涙)
そら豆と桜海老のかき揚げ。食材もだけど彩りも春。
春の揚げ物2つ目。天然たらの芽天ぷら。抹茶塩で食べるのではなく、抹茶味に仕上げてあったわ。水耕栽培のたらの芽じゃないんだね。天然と書いてあったので驚き。
「肉!肉くいたい」のムスメ要望でかいのみステーキ 山葵風味ソース。
だんだん人数分を出すシステムのありがたさが分かってきたぞ。かいのみステーキが5切だったらワタシとムスメが2切でオットは1切になるし、4切だったらムスメ2切でワタシ・オットが1切ずつ、が我が家のセオリーだもんな。全員がシアワセになれるシステムは平和である。
三河うなぎ白焼き。山葵をチョイ乗せして海苔で巻き、手て持って食べるのだ。
はまぐりと芹と山うど。
出汁は鰹からとったとおっしゃった。かつお節ではないんだよね。鰹からとったですかー。
まだ食べます。9品目。蓋つきの小さめ土鍋できたのは穴子と蓮根 揚げ出し。
ほっくり蓮根。穴子は分厚いな。出汁、当然おいしいので飲んじゃうヤツ。
10品目か?淡路どり 塩焼。肉が喰いたいお年頃のムスメである。柚子胡椒が鶏の脂に合う。
そうだ、オットとムスメはワタシが遅れて登場するまでに2品を食べていたな。ムスメから画像をいただいた。煮いわし胡麻あえ。
もう1品、甘えびの紹興酒漬け。残りをちょこっといただいたが、ねっとり海老と紹興酒の香りが鬼合う。
やっと〆に移行。
スマホをクリクリして「〆にはカレーが支持されているみたい」とムスメ。じゃ、それいっとくか。(さすがにカレーは三等分ではない)
なんか…食べたことないカレー。(語彙力)ひき肉は細かく、玉ねぎ甘さとスパイス類が効果的。つまり美味い。大阪名物自由軒のカレーってドライタイプで生卵ONして食べるよね。(これは温泉玉子だけど)よそ者的には大阪風味のカレー体験。
「この店よかった。他の季節も気になる」で意見一致。2人ならカウンターがいいな。(予約時の案内で3名の場合は小あがりです、と)スタッフさんの気遣いとレスポンスの早さも出色。客層もいいな、と思いました。
食べたいものまだあったのに、制覇できなくて無念だ。「あの料理が気になった。次回こそ」という気持ちにさせるお店が優れたお店よね。ごちそうさま。また来まーす。
<自分のための記録メモ>約52000円のお支払い。アルコール類たぶん10000円ちょっと+サービス料1000円×3…と考えると料理トータルひとり11000円くらいになるのだが。この内容なら尊い価格!

島之内 一陽 (日本橋/日本料理)
★★★☆☆3.87 ■予算(夜):¥10,000~¥14,999
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