(23)ダイヤモンドビーチ/オンザロック飲みたい@アイスランド/南東部海岸
【前の記事より続き】
2023年1月15日(日)
アイスランド旅行4日目の午後。ツアー民は海岸へ。
あれ?この海岸、なんか変だ。予備知識ナシ、事前リサーチゼロで来ているワタシです。このビーチの特性を知らなかったよ。
氷?ビーチにゴロッゴロと氷の塊と小片がすっころがっているんだが。
「崩れ落ちた氷河の最後の姿だよ。このビーチに打ち上げられた」とアイスランド人ガイドのR氏。氷河の破片をダイヤモンドに見立てた、ということね。
つまり…アイスランド最大氷河のヴァトナヨークトル氷河は日々溶けて、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖に崩れ落ちる→溶けずに氷河湖から溢れ出た氷塊。塊りのまま川を流れる→河口から海へプカプカ→波が強いから、溶け切らなかった氷塊は海岸に打ち上げられる…が、コレなんだって。
オットが写したこの画像など、ガラス細工のあざらしが黒砂海岸に横たわっているように見えなくもなくもない。
各人のテクニックとその日のコンディションで相当に映える写真が撮れそうだね、この海岸!黒い砂浜に氷河の塊りがゴロゴロって。それだけでもかなりシュールな光景で見惚れました。
そこらの氷と違って氷河には空気が入っていない。(圧力で空気は抜けた)見てみい!この透明度。バーテンさんがアイスピックでカツカツ削って作ってくれるウィスキーロック用の氷塊に然も似たり。コレでオンザロックが飲みたい!
この海岸の存在を知っていたら、ウイスキーとコップとステアと、まみれた黒砂を落とす水と・・・を用意したのになー。(氷河自体は口に入れても問題ないそうだ)
「ガイドの仕事もあって、ここには繰り返し来ているけど来るたびに氷塊の様子や数、大きさが違う」(ガイドR氏)氷河片の様子は日々変わるそうだ。「溶けた氷河の新しいのが海に向かってどんどん降りてくるからね。今は冬だけど夏の方が数が多いし巨大なのも夏が多いと思う。」(R氏)氷河は夏の方が溶けるのだから道理だ。夏と言えども気温は15~16度程度。全部は溶けないんだって。
アイスランド旅行したら立ち寄る価値がある浜だと思う。ワタシは午後1時半ごろに行ったのだけど、白夜シーズン以外なら朝か日没前で太陽光線が斜めの時間だといっそうドラマチックな写真が撮れそうだ。アイスランドに住んでいる人、いいなぁ。
「う~ん…でも、アイスランド人はここをダイヤモンドビーチなんて呼ばないんだけどねw」とR氏爆弾発言w「ただのブラックサンドビーチ」なんだそうだ。観光名所あるある。 地元民にとっては当たり前すぎてフツーの光景なのでしょう(笑)
【つづく:ヘルメットとアイゼンでアイスケーブへ】
ダイヤモンドビーチ | Guide to Iceland
ダイヤモンドビーチはブレイザメルクルサンドゥル氷河平野の一部であり、南海岸にあるヨークルスアゥルロゥン氷河湖の傍に位置しています。
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