Welcome to my blog

オットの北京だより

日・中対決★ポポロン

20 0
   先月、北京より一時帰国したオットが
   北京でおもしろがって買ってきたお菓子たち。
 
 「なんちゃって★きのこの山」は、以前紹介しましたが
     今日は「ポポロン対決」をお届けします。

      「おみやげだよ~~」 (オット)


            
       


               ■・・・見たことある形状のお菓子だね。
                 アレにそっくりじゃない!! (こにゃくう)



 
             


        ■明治製菓の「ポポロン」だよー。 
                  日本人ならだれでも知ってるポポロンそのままじゃん。




     このそっくりさんは天津頂園食品という会社の製品。
     「楽芙球」と読むお菓子のようです。
     この会社、中国では50年の歴史ある食品会社で、かなり大手らしい。
         ・・・大手ですかー。。。(でも、そっくりだね~~)

      ここで、「ポポロンをパクった!」と決め付けては老舗企業に失礼なので
      お互いを比較して、どちらが購買意欲をそそる商品か、検証してみましょうネ。



   





                 【  見た目勝負~♪  】


  


         ■あちゃ~、いきなりポポロン有利です。
              楽芙球ちゃん、なんか表面、ガサガサ・・・





                  【   断面図勝負~♪   】





         ■チョコの注入具合はほぼ、同量ですね。
             チョコの色がずいぶん違うのがわかります。
          んじゃ、問題はどっちのチョコが上質かってこと?





              【   食べてみま~す♪  】

          ■・・・どっちもおいしい。 (←しょーもない結論やん!)

         はっきり言って、ポポロンの方が乳脂肪の味を感じられたけど
         楽芙球のチョコもちゃんとしてます。 
        




前回の韓国企業製の
「きのこの山」並みのチョコのマズさを
期待してただけに
とっても意外でした~。


 ・・・企業のキャラ、
 かわいくないんだけどね。









ただ、ゆるせないのはこの粉!
 
 シューを作るテクニックは明治を見習え!
 食べてるだけで、うちのテーブルが
 粉だらけになったじゃないかっ。










 こんな風にシューからはみ出てるのも
 いっぱいあるんだな。

 日本の製造ラインにこれが混じってたら
 ピックアップされて、日の目を見ることなく
 外されるんだろうに。



  でも、日本の仕事が丁寧すぎるのかな~。
  日本の消費者の求めるものが、わがまますぎるのかな~。






  明治製菓のポポロンが粉々にならず、シューがしっかりしてるのにはワケがある。







  シューの材料にトレハロース
  を使っているから。






    <  以下、ちょっとカタイ話なので読むのはスルーしてくださっても・・・  >


トレハロース・・・1832年にライ麦の中から発見された糖質。
         虫歯になりにくく、さっぱりした甘味。
         素材の旨味を引き立てる。
         さらに保湿効果もある。
         しかし高価なので、長い間、大量使用することは不可能だった。
  
         それを、岡山市の「林原生物化学研究所」が大量製造を可能にした。
         デンプンを元に、岡山の土(!)の微生物の酵素でトレハロースを製造することに
         成功したというのだから、恐れ入ります! 日本人。
           (たぶん1994年くらいの話です)





 


 明治製菓はポポロンのシューの表面に
 トレハロースをコートすることにより
 このサクッとしたシューの歯ざわりを実現させたのです。

 だから、粉々にはなりにくいんだと思います。

 「こんがりポポロン」にマイナーチェンジしたのが、
   ちょどこの頃です。(98年くらい)


                       「あの、ふんわりポポロンのほうがよかったのにー」
                        という、弱小消費者の声は掻き消されました。


コンビニの新製品。

試しに買ったらおいしくて
翌々週も買いに行ったら・・・

もう、見当たらなくて
「廃盤です」というお店の人。

がっくりしたことありませんか~?

自分は密かにファンだったのに
みんなにウケなかったばっかりに
あのお菓子はこの世から消えた。

ざんねーん。

でも、中国のお菓子事情を見ると
そんなことはなさそうだにゃー。

自分が惚れた商品と長く付き合える消費生活がいいな。
日本のお菓子の開発サイクルは早すぎるよー。



けっきょく日・中ポポロン対決は、ドロー試合ということで。
 
 
 
   
関連記事

20 Comments

There are no comments yet.
No title

tknakaji  

2006-06-02 21:32

アジアの近隣の国に行くとつい買ってしまう、感じのスナック菓子! 確かに当たり外れが多いですよね~! でもこれはまだマシなのかな、、、個人的には韓国のパチもの菓子にも意外に美味しいのがある気がします、、、

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-02 23:57

Hiroshi教授、レポートにA、くれます~ぅ?すみません、教授!値段きくの忘れました。たぶん、日本円にしたらとんでもなく安いはず。…これではBダッシュ?

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-03 00:02

すけさん、あはは~~、なるほど~、うまいうまい♪インスパイアして偽装したオマージュ菓子なんですね。日中友好のためにも、今後も技術とテクニックの交換を続けていってほしいっす。てか、日中友好のために、この記事「ファン限定」にしよーかしら~。

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-03 00:09

tknakajiさん、韓国は行ったことないんですけど、マシなのもあるのですか。わたし、米国のお菓子事情もかなり個性的だと思うんです。30年も50年も同じ味で売ってるんだもん。で、tknakajiさんも記事にしてたけど、リグレーのガム。ちゃんと味が続くように改良して欲しいんですけど。たまにロッテあたりをパクって!私が許す。

EDIT  REPLY    
No title

mihi♪  

2006-06-03 00:39

素晴らしいレポートです。味までちゃんと評価して。韓国にもポポロン?じゃないの?と言うような商品あるので、私もこんな風に今度レポートしてみたいと思います。その時は是非TBさせてください。9月以降になるかも(^^;;。

EDIT  REPLY    
No title

-  

2006-06-03 05:52

おっ!!この対決物大好きーっ(^^♪前のきのこの山も面白かったけど今回も面白いです。トレハロースの事といいこにゃくうさん凄いーっ!!お菓子について詳しすぎるー(*^_^*)

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-03 08:14

mihiさん、ポポロンって偉大ですねー。韓国にも兄弟がいましたか。日本ポポロンが長男だとおもいたいです。中と韓でどっちが、より長男に肉薄しているか、レポートを楽しみにまってま~す♪

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-03 10:57

MJさん、おもしろがっていただいて、うれしーです。こーいうお菓子のそっくりさんって「あはは~~、似てない。」とか言って笑い飛ばしてくれると、書いた甲斐があります。 こにゃくう、甘い物がイマイチなんで、お菓子もおもしろがって買うだけで、試食した後はほとんどムスメ行きなんですよ~。実は。

EDIT  REPLY    
No title

ズラ健児オブ・ジョイ・トイ  

2006-06-03 22:00

亜細亜の国には、日本のお菓子そっくりさんが一杯有りますよね。ショップ99のオリジナルお菓子なんかも、向こうの物が多いと思います。細かい所に気を使うのが、日本製のいい所でしょうかね。。

EDIT  REPLY    
No title

Hiroshi&Maki  

2006-06-04 05:35

今月の現地取材実習での追加レポートでA++を目指して頑張ってくれたまえ(≧▽≦)バハハハハ

EDIT  REPLY    
No title

つばっち  

2006-06-04 10:17

こんかいのお菓子対決はまあまあこんなもんでしょうかな?味はよくても外見は・・・。まだまだ出てきそうなパクリもん(笑)

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-04 12:34

ヅラさん、各国にそっくりさんがいるので「本当に本家は日本なのだろうか?」と疑問になってきたりします~。本家は日本だ!っておもいこんでるだけだったりして…。日本、細かいの得意ですね。それも良し悪しだなー、と思う時もなきにしもあらず。

EDIT  REPLY    
No title

ニモりん  

2006-06-04 15:44

どっちもおいしい結果に終わったんですね。中国のチョコはまずいものばっかりだと思ってたから意外です!!確かに、あっという間に廃盤になっててガクッっと来た経験は何度もあります。残念ですよね。

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-05 00:24

Hiroshiさん、そーだった。今月は実地演習があるんだったわ。現地に行ったら、喰いまくり・飲みまくりばっかじゃなくて、スーパー巡りもして教材確保に努めてきます!

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-05 00:30

MeMetanさん、外見には多いに問題アリですが、フツーにおいしいチョコだったので失礼ながら、驚きました。そこは中国でも50年の歴史がある食品会社ですもんねぇ。今度行って、次のターゲットを探してくるわ。

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-05 00:38

ニモりんさん、味は○、でした。でも、シューをなんとかしてちょーだい、です。あんなにテーブルと床に粉が飛ぶお菓子、日本で売ってたら二度と買わないわ、私。日本のお菓子のサイクル早すぎです~。定番として一年通して生き残るのってわずかなんでしょうね。

EDIT  REPLY    
No title

eri*nor*h  

2006-06-05 07:22

これ食べた事あるよ。おいしいよね。ボロボロだけど(笑)本場中国のスーパーレポ楽しみにしてます。

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-05 12:40

お~ぱすさんも食べたことあるんだ!チョコの味、ふつうだよね。例のニセきのこの山よりもかなり真っ当な味でしょ。やっぱり、シューがボロボロだった?よかったー、やっぱりオットの取り扱いが乱暴だったせいじゃなかったんだわ。

EDIT  REPLY    
No title

MAD  

2006-06-05 21:21

ふうむ。今度私にも一粒下さい。あ、楽芙球のほうです。(笑)

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2006-06-06 09:25

では、楽芙球をひとつぶ、MAD家にお送りしましょう。到着するころにはシューが、ほどよ~く崩壊して粉まみれチョコをお届けできることと思います。大丈夫です、チョコ部分はおいしいです。

EDIT  REPLY    

Leave a reply