Welcome to my blog

24年ボリビア&メキシコ/ペルー

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ

2 0
前の記事よりつづき】
2024年2月4日(日)
メキシコシティ観光でテンプロマヨールへ。…ってソレ何?ですよね。ええ、ワタシも同感だったんです。
テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
ユネスコの世界文化遺産碑がある、ここがテンプロ・マヨール。ワタクシまっさらの白紙&無知状態で来ておりまして。ゆえにメキシコ人ガイド、フェルナンドの解説にいちいち驚いた見学のお話。世界遺産オンラインガイド/テンプロ・マヨール

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
マヨール=Mainなテンプロ=Templeって意味らしい。うわ。なんか遺跡が見えるんだけど。入場待ちしながらオープンエアな遺跡を見下ろしています。現在のメキシコシティはかつてはアステカ帝国の首都テノチティトランだった場所。1521年にスペイン人がやって来て征服します。アステカは崩壊し、首都跡地は現在のメキシコシティに造り変えられました。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
「このあたりにアステカ時代の大神殿があったという伝説は知られていたけど、誰も見つけられずにいたね。1978年までは。」(フェルナンド)1978年のある日。この場所で、電気工事人が直径3mの石の円盤を偶然掘り当てます。女神が彫られた円盤でした。「これ、伝説の大神殿のパーツじゃね?」となりまして。ここに建っていた歴史的建物をぶち壊して発掘したら、神殿出て来た!…というのがテンプロ・マヨール大神殿なんですって。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
大神殿の建材は16世紀スペイン人の町づくりに使われてしまい、もはや基礎だけなのだけど明確に神殿だと分かります。発見から46年かけてここまで掘って、見学できるように整備したのね。遺跡と商業ビルとの近さったら!これ以上の発掘調査はビルを壊すしかないよねぇ。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
猛烈な日射です。20分ほど行列待ち中。日曜はメキシコ在住者無料の日だから混んでいたみたいよ。メキシコシティの中心部で観光地ど真ん中にあるものだから、メキシコ人も「一回は行っとくか」というスポットなのかも。※液体類持ち込み禁止。大き目バッグは預けるシステム。鍵も無いただの棚に預けるので不安です。荷物は少なくね※

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
往年のテンプロマヨールはこんなだったよ、の模型。え。階段が急角度。登るための階段ではなさそう。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
模型越しにガラスの向こうが実物というレイアウトは優秀。イメージしてね、という意図かと。屋内の石畳はオリジナルだと思う。何度か敷き直しをしたようで、下に古い石畳の層が見えてます。

さて、屋外を見学しつつ発掘遺物が収まっている博物館へ。
テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
発掘遺跡を隈なく見れるようにデッキが巡らされています。興味ある人なら時間がいくらあっても足りないほど興味深い遺跡。だが、なぜ水分持ち込み禁止かなあ。屋外の見学は熱中症になりかねないのだが。暑過ぎなのでさっさと博物館内へ。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
大量のドクロ壁がお出迎え。フェイ・ツォンパントリという「骸骨の塔」が発掘されたそうな。これはそのレプリカだと思いたい。「ホンモノ?」とフェルナンドに聞いたら「うん」と言ったが、ワタシの問いを正しく解釈してない返事だろう。本物のドクロだったら泣いちゃう。生贄か?敵兵士か?数百の頭部を高く積み上げた塔。(驚)神へのお供え?外敵への威嚇なのだろうか。アステカはそーいうカルチャーだったのだ。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
すごい数の展示物でした。発掘調査でゾロゾロお宝が出てきたのだな!と驚く。どれもが精巧でデザイン性に優れていることにも、へ~!です。フラッシュ不可ですが撮影可なので好きに撮ってOK。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
でも、どれにも魂がまだまだ宿っているように思えて、生々しくて気軽には写せませんでした。故に画像は少なめです。ホント、圧があるんだわアステカの出土遺物たち。500年前がそう遠い昔の話に思えなくて。

アステカ王国遺蹟へ/テンプロ マヨール@メキシコ/メキシコシティ
アステカの首都テノチティトランはテスココ湖に浮かぶように造った湖上の都市だった、というのも驚き。博物館にあったアステカ帝国のイメージ画です。やって来たスペイン人征服者たちは「まるでベネチアのようだ」と思ったそうな。土木技術は高いし、自然と共存する都市計画に感心します。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
フェルナンドはそんなアステカ帝国の文明がメキシコのベースにあることを誇りを持っているようだ。確かに凄いよ。「スペインが来なかったら?または、米国のテキサス州やカルフォルニア州がメキシコのままだったら?今のメキシコはどうだったろうと思うよ」とフェルナンド。千島四島以外、他国に国土をとられた経験がない日本人には想像するしかない感覚か。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
他国に武力で一方的に奪取された歴史を持つ国は、旧宗主国についてどう思うのだろう?とワタシは時に疑問に思っていました。人それぞれだろうけれど、フェルナンドのようにifを考え世が世なら我々メキシコ人は…と思うことはあるのだな。「そうは言っても自分も欧州とメキシコのMIXなのだけどね」とプラチナブロンドの髪をかき上げて彼は笑った。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
この神の像には圧倒された。掲示によると、彼は「死の神/ミクテランテクトリ」。なんつーキャラデザ!ほえーっとした顔なのに死神だというギャップ。パカッと開いた腹部は、死後に腐敗して…という表現らすい。エグイわ。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
「鷲の戦士/クァクァウティン」貴族の兵士に鷲のいでたちをした軍団がおったそうな。ジブリっぽいw ゲームのキャラで使えるのでは?ガッチャマンにも似ておる鷲の戦士さん。シュールなデザインで500年前の人間の発想とは思えません。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
見て!これがテンプロマヨール発見の切っ掛けになった女神の円盤だよ、とフェルナンド。電気工事のおぢさんが掘り当てたという…コレが突如出て来たのか。そりゃ驚くわね。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
直径3m25cmもあるので、全体が見れるように上階の吹き抜けから見下ろすこともできます。真上から見ると、女性が描かれているのが分かる。でも、手足が分断されてないか?
「女神コヨルシャウィキね。姉に殺されて手足バラバラにされたね」フェルナンドよ。アステカ神話ちょいちょいエグイですよ?

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
最近の発見もあって、四角いのは大地の神トラルテクトリの石盤。2006年に見つかったというからそんなに昔の話じゃない。「しゃがみながら出産していて、口元は自分の血を飲んでいる(フェルナンド)」…ちょっとなに言ってるかワカラナイ(汗)

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
1521年のスペイン人たちはこのカルチャーを理解できたのだろうか?生贄とか頭蓋骨捧げるとか野蛮!と思ったかも。良かれと思って「これはキリスト教を教えちゃろ!」となったとしたら。ワタシは、他所はそれでうまく回っているのだから口出しは如何なものかと思いますけどね。

テンプロ・マヨール遺跡/アステカ帝国の世界遺産@メキシコ/メキシコシティ
16世紀に地中に埋もれた文明が、500年を経て突如姿を現した遺跡、テンプロ・マヨール。やっと日の目を見た埋蔵物たちがイキイキとしています。興味があって体力あれば、お時間たっぷり取って欲しい世界遺産ですわよ。

テンプロ・マヨール博物館 口コミ・写真・地図・情報 - トリップアドバイザー

テンプロ・マヨール博物館 口コミ・写真・地図・情報 - トリップアドバイザー

テンプロ・マヨール博物館(メキシコシティ)に行くならトリップアドバイザーで口コミ(4,425件)、写真(3,235枚)、地図をチェック!テンプロ・マヨール博物館はメキシコシティで15位(691件中)の観光名所です。

関連記事
世界遺産海外旅行メキシコ

2 Comments

There are no comments yet.
すごい遺跡ですね

ふわり  

2024-03-24 11:52

はるか昔のものといえども、本物の人骨を展示してしまうなんて、すごい遺跡ですね。掘ればまだまだ出てくるけど、ビルが建って掘れないからそんな数で済んでいる、との記述を読みました。人身御供だって。怖すぎる〜
https://karapaia.com/archives/52297685.html#entry
敵兵捕虜だけでなく女性や子どものものまであるようですが。ひぇ〜っ

私の決して行かない方面の今回旅行記、そわそわしながら待っています。ウユニ塩湖が高地だとも知らなかったぐらい、未知です。

EDIT  REPLY    
こにゃくう
To ふわりさん

こにゃくう  

2024-03-25 14:22

リンク記事読みました。コワかった~。骸骨の山が見つかったのは2017年なんて、つい最近と言ってもいいですね。
こんなのが床下にある町って…出るでしょー(汗)
女性や子どもまでとは。あんまりだ。

現代社会では、弱者は守ってあげないといけない存在って考え方は常識だけど
それは儒教やキリスト教、哲学でやっと人類が辿り着いた境地で
アステカ社会ではそういうヒューマニズム的概念なんて無かったのかも…と思いました。
神様にお願いきいてもらうにはギブ&テイク一択、って感じ?

周囲の傾きかけたビルをいっそのこと壊して掘ったらまだまだ出て来そうですね。
「そんな数で済んでいる」に納得です。

EDIT  REPLY    

Leave a reply