2006年10月某日(土)
誰もがご存知、富士山。登ったことはありますか?車でブ~ンで5合目・・・じゃなくてね。そういうワタシも登ったことないんだけどね。
中国から一時帰国中のオット、「ちょろっと登ろう」などと言う。もちろんワタシに富士山頂はムリ!なので、富士山の寄生火山の
宝永山火口へのトレッキングです。軟弱です。
こんな山道。植物がほとんどないんだね。それなりの人々がドライブついでになんとな~く登山道を散歩してます。
この6合目あたりになると風も強くなり、本気で登るつもりで来た人以外は「もう、このへんで還ろう」と引き返していきます。賢明です。
オット「あれが宝永山だよ」
・・・山?あ~。。。もろに火口なんだね。1707年12月に山腹を突き破る形で富士山の大爆発が始まりました。
土石流。村々の壊滅。江戸まで到達する大量の火山灰。当時の被害は甚大だったことでしょう。
以後300年。すっかり静かな現在の宝永山。行ってみましょう!
木もなければ人工の構築物のないので、相対的に距離感を掴みにくい風景です。画像では近くに見えそうですが、キズのように細く見える筋が登山道。「山」といっても噴火口跡ってことですね。
ワタシたちが噴火口を目差しているのを見て「あ~、あっちまで行けるんだー」と、くっついてきた人々。20代くらいのカップルとかでしたが、途中でへこたれて帰って行きました(彼氏の方がへこたれていた)ね、だから登るつもりで来たわけではない人は思い付きで近づかない方がいいって。
足元がこんな軽石でガラガラなの。ズルズル滑って進みゃーしません。3歩進んで2歩さがる状態です。イヤになります!
まるでどこかの惑星を歩いているみたい。左手に富士山頂が見えます。すぐそこなんじゃん、とオットに言ったら「ここから4時間はかかる」って言われました。はー、そうなんだ。
苦節1時間30分。宝永山頂に到着。下は雲の海 山頂は風が強く、構築物もなぎ倒されています。吹き飛ばされそうなので、早々に下山。
下山は、ガラガラの石の斜面を滑り降りるように下ったのであっというま着きました。
あんなに苦労したのに。ふり返って眺める「宝永山」青空に映えてきれいだけど、
もう来ない!美しい花も、木も動物も存在しない山なんてワタシには魅力ないもん。
自宅のベランダからの富士山。登山した翌週の写真です。あっという間に雪をかぶってしまったのね。あの登山道もいまごろは雪の中なのでしょう。
眺めるだけならこんなにキレイじゃない。ワタシにとっては「富士は遠くで眺めるに限る」とわかりました。こにゃくう軟弱です。
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