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うちの猫・こにゃ&くう編

【時々連載】こにゃとくうの物語=15

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     いつも長いながーいお話につきあってくださるゲストの皆さま。
        読んでいただいてありがとうございます。
        前回から間が空きました。 すみません。
    どうにも・・・なかなか書くのがシンドイ話題が今日のお話なので、思案してしまいまして。



 2003年の5月に風子が行方不明になって間もなくのこと。
 時系列にしたがって、この連載物語を書いていくとなると・・・
  今日書くのは
「空太郎の癲癇(てんかん)発作、発病」の顛末なのです。







2003年5月24日、AM9:30のこと、と手帳に記録されてます




  いつものように
  庭のウッドデッキでウトウトと
  昼寝をしていた空太郎。
  いきなり「ギャッ!」と悲鳴をあげて
  全身をひきつらせて痙攣し出した!
  「くうちゃん!」 叫んでも正気に返らない。



どうしたの?心臓発作?
この症状の意味が
まったくわからなかった。
ちょうど市内の消防署で
「救急救命講座」を受け、
マウスツーマウスを習ったばかりだったので
空太郎の尖った口をふさいで(
痙攣でがくがくいってる最中なのに)
人工呼吸なんてやっちゃいました。

      長いようで短い30秒ほど。 
         まるでスイッチが切れたかのように
            空太郎の痙攣が止まりました。

       「どうした?どうしたのぉ!?」
        何か変なものを食べたのだろうか?
        隣の猫嫌いの奥様に一服盛られた?

                熱はない。
                食欲もある。
            これは、なんだろう・・・

           それから2週間たって、また同じ症状がでた。
       獣医さんに診てもらったところ「癲癇発作」と。
      「癲癇はさまざまな病気の症状のひとつ。」とのこと

空太郎の癲癇の原因は・・・・
「頭部を強打したことによる後遺症」ではないか、と言われました。
思い当たるのは・・・
赤ちゃんの時、何度も何度も生まれた場所(2階の屋根)から
落下したこと。



「過去記事」に書いた、この出来事が空太郎の持病の原因だと思われます。
後にレントゲンを撮ったところ
前頭葉に「腫瘍ではない何か」が写っていると獣医師にいわれました。
「手術で取るとか、外科的な処置はできませんか?」
「無理です」

       ・・どこかが運命の分かれ道だったのかも。
       他の獣医師(3人に診てもらったが)をあたっていたら
       空太郎の寿命はもっと伸びたのかもしれない、とか
       「リスクが大きくても開頭手術をさせていたら・・・」とか 今でも悩みます。



でも、もう空太郎は死んでしまった。
決定的な治療法がなく、
投薬で発作を抑える、という対処療法しかしてやれなかった。
長い長い闘病の始まりが、この03年5月24日だったのでした。


     癲癇というのは不思議な病気です。
     普段の空太郎はそんな素振りも見せず、健康に過していたのだから。




  地上5mのベランダの手すりを
  軽やかにウォークしてみせたり
  こっそり隣家の屋根に登って涼んだり
  木登りもお得意でしたね。



「長くは生きられないかもね」と言われたけど
(そんな事にはさせない!死ぬわけない)と
文字通り、猫かわいがりして慈しみました。

空太郎というのは不思議な気性の子で
オツムに障害があるせいか、どことなくポワ~~ンと頭のネジが弛んでいるようなところがありました。
     そこが、またカワイイ♪ 
空太郎が、家族は当然、ご近所のみんなにも好かれたのはその癒しキャラが魅力だったからでしょうね。





「うにゃーん」と近寄ってくる空太郎。 
その頭頂部にある茶色の模様を見て
ワタシはいつも思っていました。









           「空ちゃんのオツムには天使が住んでる」


      これ。 ↓



       この部分です。
       エッ・・・わかりにくいでしょうか?

        じゃ、逆さまにしたら「天使」が見えるかな?




    
     脳内で天使が舞ってるようなキャラ、という意味もありますが
      頭部の模様が、いつ見てもワタシには「エンジェル」に見えていたのです。




去年の9月21日。
空太郎が黄泉の国に旅立つとき、
エンジェルも空に舞っていったことでしょう。






  昨日は8月13日、盆の入りでしたね。
  空太郎がウチに帰って来れるように
  庭で迎え火を焚いて、
  仏前に大好きだったネコ缶を供えました。
  空太郎、一度として夢にすら出てきてくれません。
  逢いたいなあ。
  ぼんやりした子だから、ちゃんと天国に着いたのかどうか
  とても心配なんです。








  こうして猫たちに対する、どうにもならない繰言を
  文字にして、そしてそれを読んでくださるゲストの皆さんがいてくれることを
  こにゃくうはとても感謝しています。
  辛いことは自分の中から吐き出すと、気持ちの整理がつくのだとわかりました。
  まさか空太郎が死ぬとは思わずに始めた、この猫の思い出を綴った「こにゃとくうの物がたり」シリーズですが

  ワタシ自身の心のリハビリになっています。
  こうして振り返る場がなかったら、去年の空太郎の死以降、ブログを続けることはできなかったとおもいます。

      あと、数話でこの連載もゴールです。

  
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20 Comments

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ななみ  

2007-08-15 14:49

こにゃしゃん。。。

クウちゃんには、ちゃんとエンジェルがついてるんですね、生まれつき!それを発見したこにゃさんもすごいですよ!!
だから、きっとエンジェルパワーも倍増して、クウちゃんは大丈夫だと。。。信じたいです。

うちはタッキーが亡くなってから、やはり母がかなりしょぼん状態で、リキちゃんをまっすぐに愛せない現実があるようなんですよ。。。リキちゃんがタッキーにそっくりらしいので、身代わりを置いていった、よかったと、単純に私はそう思っていたのですが、母の方はそう簡単には。。。って感じのようです。ペットはいつまでも心のなかで生きてますものね。。。

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こにゃくう  

2007-08-15 22:22

ななみさん、争いが苦手な空太郎。喧嘩するくらいなら自分が引っ込む空太郎。そんな性分を見るにつけ「ああ、この子は天使だ」と思わされました。神様も目をかけてくれてるかもしれませんね。
お母さん、複雑な心境なんですね。でもタッキーが亡くなったのは5月。まだ3ヶ月ですものね。しかも突然だもん。心の準備がなかった分、助けてあげられなかったって後悔ばかりが渦巻いているのだと想像します。私も空太郎が死んでしばらくは自分を責めることばかりだったわ。お母さんと語り合いたいものですわ・・・。

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天ママ  

2007-08-16 01:19

こにゃくう様~てんしのはねにみえまちた~(;v;)あとね・・・白い猫ちゃんの形にも見えるんで主よね~~額のところ(^v^)だからちゃ==んとにじの橋にいけたとおもいましゅ
とてもかわいいかおでしゅにゃ~~(;v;)
こにゃくう様の心もすこしずつ落ち着いてくれたことを空ちゃんも安心しているかもしれませんね~(;v;)

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こにゃくう  

2007-08-16 21:20

天ママしゃん、見えましたか?わかってくれてうれしいわー。
ハッ!白い猫!!見える~。見えますよねっ。細身の白い子がスッとお行儀よく座ってます。
ああ、気付かなかったなあ。ありがと!
今日はお盆の送り火焚いてお見送りしましたにゃ。くすん。

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taka_M  

2007-08-17 10:39

空太郎くんの写真を見て記事を読んでポロポロ涙が出てきてしまいます。
空太郎くんを思うこにゃくうさんの愛情に 猫なりにこたえていたような気がします。
のんびりした穏やかさは空くんの持って生まれたものなのですね。
私が猫を好きになったのは彼らの優しさや穏やかさを感じた時です。
天使のような優しい表情。模様まで天使だったなんて。
空くんはこにゃくうさんのお家の猫になれてよかったな~ってのんびり思い出しているでしょう。

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omansama  

2007-08-17 12:47

本当に・・・旅立った子に会いたいのに・・・やっぱり夢には出てくれませんね~(泣)私も会いたいです・・・。

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こにゃくう  

2007-08-17 19:22

TakaMさん、空太郎を偲んでくださってありがとうね。私も空太郎やその母こにゃ、妹風子のおかげで猫の魅力に気付かされました。
きっかけをつくってくれた猫たちに導かれた気がしますよね。
空太郎が私が来るのを待ちながらお空でのんびりしてる・・・それが理想ですわ。

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こにゃくう  

2007-08-17 19:24

おまんさま、お盆でも夢は関係ない夢ばっかりだったわー。トムちゃんとも、夢であえたら・・・いいのにねぇ。

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トマトのん  

2007-08-20 02:24

空ちゃんは天使だったんですね。
あまり辛い思いをしないよう神様が呼び戻されたのだと思います。
空ちゃんはとーっても幸せだったのだと思います。そういいながら自分の事も慰めてるんですけどね。(●´▽`)ナハハ
私も悔やんでいます。経済状態もあって手術ができないという判断にすがってしまった事。

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gol**log55*  

2007-08-20 20:44

天使そのものですね!!本当に天使に見えますよ~!!くうちゃんは本当にこんなにやさしい飼い主様のもとで愛されて育って、逝って、幸せだったと思いマス。お盆はきっと猫缶よろこんで食べてくれたと思いマス。

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ニモりん  

2007-08-20 21:38

ほんとうだ!!空ちゃんは天使といつも一緒だったんですね。
天使と一緒だった空ちゃんなら、きっと無事に天国にたどり着いてることと思いますよ☆

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こにゃくう  

2007-08-27 08:34

トマトのんさん、「神様が呼び戻した」って考えると、哀しいけどホッとするわ。トマトのんさんも過去を振り返って悔やんじゃいますか・・・。私もずっとこの気持ちは続きそうです。「ありがとう」と「すまなかった」ばっかり空太郎の遺骨に言ってます。

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こにゃくう  

2007-08-27 08:48

ALOHAちゃん、見えてくれた?なんだか、心理学のロールシャッハ検査みたいでしょ。(^-^ )
空太郎に出会えて、私もしあわせだったわ。できればもっと、もっといっしょに生きたかったなあ。

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こにゃくう  

2007-08-27 08:53

ニモりんちゃん、見えてくれてウレシイわ~。天使をオツムに乗っけてたのよねー。こんな温厚ないい子だから、神さまも特別にかわいがってくれると思うの。はい、亡くなっても親バカです・・・。

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asl*_*004  

2007-08-28 05:48

辛い事を書いてくれてそして伝えてくれてありがとう。セイヤがそうなったら、とか。ルナが、とか。。自分でもきっとどうしていいかわからないと思います。
人間ならここでいじいじしたりするかもしれないけど、動物はいつでも生というものに真っ向から向かって行きますね。
たとえ残り少ない命をしっていても。。

命の尊さと生きること、ということを
いつもいつも強く教えられます。

空ちゃんはほんとに天使がいてくれたんだねぇ。。
きっと天国まで、道案内してくれたはず。。。

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こにゃくう  

2007-08-28 22:05

aslcさん、いやいや、読んでくれてありがとう。
動物は生きることのみに突き進むね。絶望して自殺しないしさ。
人間だけだよ。人生の先を勝手に決め付けるのって。
空太郎は最後まで貪欲に生きようとしてたもん。
そばで見てて痛々しかったけど。でも一度だけの命、そういう姿勢で生きなきゃいけないよね。

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なべさく  

2007-08-31 18:43

こにゃさんのブログでしか空ちゃんには接してないので、過去の画像を見るたびに、もうこの世にいないなんて信じられません。。。(泣)動物に限らず、愛しいものとの別れは必至ですが、残されたものは、いつまでも思い出の中で大事にしていきたいですね。

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こにゃくう  

2007-09-02 16:54

なべさくさん、読んでいただいてありがたいです。こうして空太郎を偲ぶ場があって助かってます。記事のおかげで空太郎のエピソードのあれこれを振り返ることが出来ます。

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-  

2007-09-17 01:54

身近な生き物との別れは本当に辛いですね。
本当に・・・
今 願うのはただ 天国で元気に楽しく過ごしてくれている姿だけです。
くうさんも きっと元気にやっていますよ (^-^)

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こにゃくう  

2007-09-17 16:20

のばふぐさん、その通りね。もう、苦痛から開放されて好き勝手にのん気に過ごせてますように・・・って、毎日祈ってます。苦労の多い最後だったから、神様はもう苦しみから解き放ってくれてるはず!のばふぐさんも空太郎も同じ症状を抱えてがんばった。立派だったよ。

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