トム猫さんと石井桃子さん
「ああ・・・石井さん、ついに。でもトムは石井さんにやっと会えたのですね」児童文学者の石井桃子さんが4月2日に亡くなりました。101歳。合掌
「ノンちゃん雲に乗る」はベストセラーの創作。「クマのプーさん」を初めて邦訳したのも石井さんです。「石井桃子」の名を意識しなくても、誰もが石井文学のお世話になったことでしょう
こにゃとワタシの友情がどんなに濃かったか。それをトムと石井さんの物語のように、事実通りに書いてみたかったの。
「山のトムさん」の本を、小学生のワタシは学校の図書室で見かけていました。気になる本は読破済み。図書室内に読む本がほとんど無くなっても「山のトムさん」には興味が持てなかったなあ。
猫が好きじゃない子供だったから、パラパラめくって「つまんない」と思った記憶があります。大人になって、ムスメのために本選びをしてる時に再会しました。すっかり猫バカ菌に感染した今では、読むたびに号泣です。児童文学に泣かされる。この記事を書くために再読してもまた大泣き。
『人間は、何十年か生きていくあいだに、いろいろなお友だちをつくります。…(略)…そのときどきに、また思いがけないときに、いい友だちを発見することがあります。トムは、私が思いがけずに作った友だちの「ひとり」です。(略)…手に手をとって生きていく、人生(?)の道づれだということです。』
この人馬一体・・・じゃない、人猫一体になった友情の厚さに、こにゃくうはこにゃを、空太郎を思い出すのでした。
トムは1958年に10歳で亡くなりました。
これは2007年3月に100歳を迎えられた時の新聞記事。まだまだ意欲的に創作活動をされているし(100歳で、ですよ!)ああ、お元気なんだな。トムよ、桃子おばちゃんとの再会はまだまだ先だね、と思っていましたが…。
トム、やっと会えただろうね
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