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08年セブ島

8.日本人がオーナーの島・カオハガン島

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2008年8月8日(金)



      ■シュノーケリングの後は、南海の小島でバーベキューランチ・・・というこのツアー。 
             碧い海に浮かぶカオハガン島でね。

   総面積5万平方m・・・東京ドームよりちょっと大きいくらい。 ゆっくり歩いて一周1時間弱。
   そんなカオハガン島。

   約20年前
   「この島、売出し中だよ。お値段一千万円」と聞いて、買ってしまった日本人がいる。
          崎山克彦さん。 当時52歳。 講談社勤務の会社員。 

       このまま定年まで東京でサラリーマンやって終わる人生でいいのかな?
          ・・・そんな事を考えていた時期に、運命の出会いだったのか
            退職金と貯金を頼りにこの島に定住。



■崎山氏は
カオハガンとの縁ができて以来のストーリーを
 数冊の著書にして発表しています。
「南の島を買ったよ」と聞いたら
 バカンスの別荘用ね♪いいね~・・・と思うでしょ?
彼もそういうカッコイイ使い方もアリだと思ったんだけど
 そうしなかった。
 島民あってこそのカオハガン島。
 そう考えて、正確に言えば「土地不法占有者」の島民を追い出さずに共存する道を選んだ。
 

その島を訪問できるチャンス。著書の中の島は実際にはどんな世界なのでしょう



   ■我々のバンカーボートが浜に近付きます。 
    他にもいろんなツアーやチャーターしたボートで観光客がこの島にやって来ています。
   
     観光客ウエルカム!の島にして入島料を取るシステムになっています。

     そして入島料を基金にして島民の暮らしのために役立てる。
     台風で被害に遭った島民住宅の補修費に。 病気になった島民の治療費に。
 
     働き口というものがなく、自給自足生活の島に崎山氏が採り入れたシステムなのだ。
     自分が儲ける気などさらさらないサキ。(崎山氏を島民がこう呼ぶ)



■こにゃくう、上陸す。
 浜に降り立ったら、いきなりじーさんが寝てる。
 ホームレス・・・?
 お・・・おちつけ、こにゃくう。
 これは昼寝だ、きっと。
新宿のガード下で寝てるおっさんと同じにするなっ
 風通しのいいところで寝てるんだ、きっと!

    食事時になったら海で口に入れるものを調達し、暑ければ木陰で休む。
         サキが来るまで、島民には「職業」という概念がなかったらしい。
        娯楽はニワトリを使った闘鶏。 歌。ダンス。おしゃべり。そんなもん・・・




      ■島民の家々。  家屋等は身近にあるもので実に器用に何でも造ってしまうそうだ。

    上下水道なんて無いんでしょ?
    ニオイとかするのかな~、と大変失礼な邪念を持って歩くこにゃくう。
    が! 村はキレイに掃き清められ、なーんの異臭等もなく、ゴミだって落ちていない。
  
    ガイドのカズ君(日本人わこうど)に言わせると
   「他の島にも仕事で行きますが、きれいじゃない島も多いです。
    ゴミが散乱してスラムみたいな島もあるし。
    ここが清潔なのは、オーナーが日本人であることに無関係ではないと思いますよ。」

    ふむ。 なるほど。



■ちいさな子供がたくさん遊んでいる。
子供が外で遊ぶ姿が見られなくなった日本からすると
 なんだか新鮮な光景。
 5人兄弟、10人家族は当り前で
 赤ちゃんを抱っこした写真の子のように
小さいきょうだいの面倒は上の子が看る


     「貧困から抜け出すには教育が必要」「若い島民には島の外の世界を知ってほしい」
       とサキが提案し、スカラーシップ(奨学金)を出している。
      セブ本島で高校や大学に通う、意欲ある島民の子も出てきたそうだ。




■おお!かわいい子豚ちゃん。
 まるまるといい感じに太って。
 しかもピカピカに磨き上げられてるね。
(島では毎日豚を海に連れて行って洗うからキレイ)
 こにゃくうはキミがどうなるのか
 知ってるんだなあ。
 本で読んだもん。
島民の年に数回のお楽しみ、レチョンになるんだよね
    ・・・合掌 (^-人-^) ナム~



   ■島には大型犬がうろうろ、ゆったりと徘徊しています。 横でぼんやりしているこの子供が
    とてもかわいくてお気に入りのワンシーンでございます。

          【  じゃ、バーベキューを食べさせてもらいましょっ  つづくんじゃー 】

 
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18 Comments

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letgo  

2008-09-19 12:05

人間的に器が大きくないと、出来ないことですね!

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W A X  

2008-09-19 14:41

じーさんの寝ているお家がなんとも言えずいい風合。
のんびりした空気が伝わる一枚ですね。
ブタさんは毎日洗われてるって・・・
でも食べちゃうんでしょ?? うーん。
しかし、日本人っていうのは綺麗好きなんですね。(人事・笑)
トップが頭がキレると島民も安心して暮らせるんだろうなぁ~。
そしてBBQの画像・・・早くアップして下さい(笑)
載ってねーーーーっ!! ってちょっぴり残念。
次回乞うご期待☆ですね。

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こにゃくう  

2008-09-19 17:53

Letgoさん、お越しいただいてありがとうございます。
折りしも自民党総裁選挙前のこの時期。真のリーダーの資質は?・・・と考えます。

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こにゃくう  

2008-09-19 17:59

WAXさん、けして物置小屋ではなく、誰かさんのお家なんでしょうね。もろハンドメイド、って感じでよろしいね。(^m^ )
豚さんはお姿のまま、丸焼きにされるのでしょうね。何かのお祝いがあった時にでも。素人目に見てもおいしそうでした。( ̄¬ ̄)
BBQね、これ以上画像が続くと重たいかな~と。次回載せます。とってもシンプルなBBQでした。

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1  

2008-09-20 04:46

オットリ、ノンビリ、マッタリで島民の生活のままの島って感じですね!
凄い事をしちゃう日本人がいるもんなんですねぇ~☆
思い立ったが吉日!!そして私利私欲でないのが更に魅力的!!
でも、少し気になるのが、温暖化の影響なんだけど、大丈夫なのかな…。
その…ツバルみたいに沈没しちゃったり…って危機感ってのは無いのかな?!
あ。。。豚ちゃんが・・・豚ちゃんの背が心なしか寂しいような・・・
でも、、、素直に美味しそうかも☆・・・と、思う私は変?!

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最高級蜂蜜  

2008-09-20 08:07

日本で人が住んでるところが売りに出されているとなると競売物件で色々とトラブルに・・・ってな感じですがこちらは違いますね(´∀`*)ウフフ
豚ちゃんは家畜ですからね・・・

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こにゃくう  

2008-09-20 16:18

パルラメントさん、こんな人がいるんですねー。私なんて夏休みにちょこっと行って、あー楽しかったで満足する人ですけど。
温暖化の影響、あるそうですよ。大潮の時の満潮の水位が毎年上がってるようです。浜が浅瀬になっちゃって、浜辺付近の民家は水上コテージになっちゃうとか。とても堤防を築ける海岸線じゃないので心配でしょうね。
いや、変じゃないっす。豚ちゃんはマジでいい感じにパンパンだったの~。無邪気に土遊びをする様に涙が・・・いや、ヨダレじゃなくてよ。

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こにゃくう  

2008-09-20 16:29

蜂蜜さん、もともと船で勝手にやって来て住み着いちゃってた人々らしいです。だから強く主張できる立場じゃなかったみたい。のどかといえばのどかね。代替地を提供して移住してもらえば?って知人にアドバイスされたそうだけど、しなかったって。
こにゃくうの町内に豚ちゃんをお散歩させてるお宅がある!最初、デブ犬かと思った。

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Hiroshi&Maki  

2008-09-20 18:21

島民と共存かぁ~~~サキさん素敵!
島にとっても自分にとってもそれは良かったみたいですねぇ。
やっぱ人は人の中で人とともに生きてこそ人ですね。

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こにゃくう  

2008-09-20 20:00

Hiroshiさん、年金収入で海外暮らし。。。ってハッピーリタイアメントはよく聞く話だけど、この人のは全く違うようだね。
こにゃくうは、島の人ともこの後、知り合いになったのですが、誠実ないい一家でした。リーダーがしっかりしてると島民も穏やかね。

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Hiroshi&Maki  

2008-09-21 07:50

小さなコミュニティーとはいえ、リーダーがしっかりすれば...
わが国の次のリーダーにも誠実さで引っ張っていってもらいたいですねぇ。
我が家のリーダーはまだ爆睡中ですが...

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こにゃくう  

2008-09-21 12:56

崎山さんはこの島のことを「マネジャブルサイズ」(管理できる範囲のサイズ)と表現してます。自分の体得したスキルで南の島の人と何かを築き上げたい、と。
連日テレビにでている五人囃子のリーダー候補さんたち。
皆さんにスキルはあるのかな?あるように思えなくて。。。そっか、爆睡してるんか!

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天ママ  

2008-09-25 12:24

綺麗な子豚ちゃん・・・が・・・合掌・・・
綺麗~~大切にされてるってわかりますね・・

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こにゃくう  

2008-09-26 17:14

天ママさん、子豚ちゃんは毎朝、海でキレイキレイして、ボデイをマッサージします。けっして「塩分で下味を付けてる」わけじゃない・・・と思う、たぶん(泣)
でも残すところなく全部位、島民総出でいただくそうです。貴重な命に感謝しつつ。

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なべさく  

2008-09-28 07:47

東京での生活と比べると、間違いなく不便で大変なことも多いに違いないでしょうが、ここでしか得られない貴重なこともたくさんあるんでしょうね。。。
自分にとって何がシアワセなのか?そして、それを掴むための勇気と行動・・・
そのあたり、崎山氏から学ぶことは多そうです。^^

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こにゃくう  

2008-09-29 21:06

なべさくさん、たまーの夏休みに南の島に行ってアハハ、楽しかったわい!で終了のワタクシですので、この方の姿勢とは正反対です~。ちゅうねんに差し掛かると、さてこの後の人生はどうしたものか?と思ったりします、こんなワタクシでも。こういった選択をチョイスした彼の勇気には脱帽しますね。本を読むと、崎山さんホント幸せそうなんですわ。

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asl*_*004  

2008-09-30 10:03

letgoさんとおなじく。。。
ほんとそのとおりですね。。。すごい。

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こにゃくう  

2008-09-30 20:14

aslcさんも異文化の中に勇気をもってダイブして生きてきた、尊敬できる御仁。世界が違うのにチャレンジする姿にはこにゃくう、ほんとステキだと思います!
崎山さんについては一個のコミュニティーを救ったとも言え、またすごいです。

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