Welcome to my blog

神奈川

ういろうの城in小田原②@神奈川県/小田原市

18 0
前の記事よりつづき】

文字オーバーになるほどなに書いてんだアタシ?こうなったら最後まで書きます。う~~~。
で、店内でしたね。
 
問題の薬、ういろうはどれ?お店の最奥のショーケースに鎮座されてました。ありゃー。専用の印籠まで売ってる。こにゃくうとオットがショーケースを眺めていると、スッと女性店員さんが前に立たれました。勧めるでもなく、商品説明をするでなく、こちらもあちらも押し黙ったまま、間にういろうのショーケースを挟んでうつむくという気まずい事態に。

ひやかしなら買わんでいいから
おねえさまがそうおっしゃってるように感じて、ヘタレなこにゃくうは「見せてください」とも言えません。(おっしゃってないけど目がそう言ってるようで~)
しかしここはブロガー魂。せめて画像を、と「あのー。透頂香の写真を撮ったらダメですか?
「ダメです」(キッパリ)
    
「ごめんなさい」すごすご踵を返すこにゃくう。だって169粒で千円なんだもん。大人一回の服用が10~20粒。これを一日数回服用…って!高っ!一回の服用で59円~118円かー。薬ってそんなもんだけどお試しでは買えません。おねえさまが「ひやかし」と見破った通りでございます。

せめて!とお菓子のういろうを買ってきました。一棹600円で室町時代から続く味を堪能できます。食べました。ふつうにおいしかったです。すみません。味の違いがわかんないヤツで。

店の建物も調べてみたら由緒ある建造物だったようで。わたしゃてっきり青森にある「羽柴城」とか、熱海の崖っぷちに建ってる「熱海城」みたいな、お店宣伝のためのなんちゃってお城なんだと思い込んでましたよ。↑画像は選挙マニアで有名な羽柴秀吉さんのお城(小田川温泉ホテルHPより)

八棟造りという、北条早雲に招かれた時(1523年)の建物の再現なんだと。当時、こんな立派なお屋敷を建てちゃってたんですね。木造での再現は無理なので、平成9年にコンクリート工法で再建したんだって。

恐れ入ることばかりの小田原ういろうさん。今まで知らなくてごめんなさい
やっと終り。
関連記事
国内旅行神奈川

18 Comments

There are no comments yet.
No title

mango  

2009-02-19 17:12

父が小田原出身なので、
未だにういろうの薬を買っています♪
が...お守り?みたいなモノの様で、
飲んでいるのは見た事無いです~

EDIT  REPLY    
No title

W A X  

2009-02-19 17:17

「ういろう」さんの壮大なストーリー。
じっくり読まさせていただきました。
私もういろう=名古屋のイメージたでしたが実は違ったのですね。
これだけ長い歴史の物語が5万字で収まる筈もないですわぃ。(笑)

冷やかし客を見破る店員さん。(笑)
黙りを決め込んでいると自分からボロをだすお客人。
想像しただけで笑えちゃいます。あはははは。

EDIT  REPLY    
No title

たんれい生  

2009-02-19 20:12

前編・後編と興味深く拝見させていただきました!
僕も箱根駅伝の往路コースを歩いて制覇した事があるので、このお店の存在は知っていましたが、こんなストーリーがあるとは!!
また「曽我物語」も関係していたのですね~!(リンク貼って頂きありがとうございます!!)
5万字オーバーの甲斐あって、読み応えのある記事で楽しませていただきました!傑作ポチです^^

EDIT  REPLY    
No title

トマトのん  

2009-02-20 01:28

うん長かったけど楽しく読みましたよ。高校の時演劇部が中庭で発声練習してたの思いだしたこにゃさん相変わらず、お話し上手だわ

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2009-02-20 13:02

MANGOさんのお父様が透頂香の愛用者だったとは!きっとMANGOさんのご実家って由緒正しきお金持ちでは?なんか、お店の雰囲気が高尚だったんですよー。昔からのファンだったらきっと選ばれたお客様なんだろうなと想像します。お守りって感じ、わかります。なーんでも効く!みたいな効能ですもの。腹痛、頭痛、車酔いに疲労回復…そんなキャベジン+バファリン+ユンケルみたいな万能薬なんでしょうか。

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2009-02-20 13:18

WAXさん、こんな膨大な記事を読んでくれたんですか!ありがとうございます。な、なみだが…(T▽T)
わたしゃ4年間のブログ人生で(あら4年もやってたの?)文字オーバーなんて初めての体験でしたよ!時間かけて書いたのにそこで拒否られ、凍りつきましたわい。700年分の話。よもやこんな底なし沼のようなボリュームの記事になるとは~。
店員さんはとても威圧感があってねぇ。見ただけでバレバレのひやかし客ぶりだったんでしょーね!「よく来るのよ、こういう客」って思われただろうなー。ハハハ…( ̄m ̄*)
なんでも、成分にしてる材料が品薄になると常連さんにしか売らないとか一人1箱とかの制限が出るんだって。スゲ-。

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2009-02-20 13:25

tanreiさんも全部読んでくれたんですか!貴重なお時間を割いてくださってありがとうございました!!何かプレゼントでも差し上げたい気分ですっ。なのにポチを頂戴するなんて~(T▽T)
私、曽我の後にこの城に行ったのは偶然だったんです。予備知識ゼロ状態で行きまして。帰ってきて記事を書こうと調べるうちに外郎売を通じて曽我とこの店が繋がってたと知ってへ~~って感心したのです。曽我物語のストーリーまでは知らなかったのでtanreiさんの書庫が理解の一助になりました。リンクだけでなくトラバもさせてくださいませ。

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2009-02-20 13:36

トマトのんさん、長かったのに読んでくださってありがとうございます!こんな画像も少なく文字だらけの記事なんてスクロールぐりぐり♪で当然だと自分でも思ってましたので深く感謝いたします!お話し上手とまで…ありがたいお言葉。
ういろうの城に行きました、で終わる記事のはずだったのにちょこっと調べ出したらまるで底なし沼のような外郎屋大河ドラマが控えていました。
そっか。演劇部だったらトレーニングに使うんでしょうね。武具馬具武具馬具…の早口言葉のルーツってこの外郎売だったというのも今回初めて知りました。

EDIT  REPLY    
No title

taka_M  

2009-02-20 19:18

ご紹介頂いてありがとうございます。
ここのお店は緊張感が漂ってますね~。買うつもりでしたが、怖くてすぐに薬の所へは行けませんでした(^^;)昔 体調が悪くなった時、このお薬を頂いて不思議と治ったことがあり、小田原に行ったら買いたいと思っていました。あまり飲むことはありませんが、持っていると安心します。
団十郎の外郎売りのように 歌舞伎にまで出てきてしまうとは歴史がある!!とうれしくなります(^_^)
それにしても外郎さんって名前なのがすごいですよね~。

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2009-02-20 23:24

TakaMさんに透頂香を教えてくれたお稽古の先生はきっとういろう社のお馴染みさんなんでしょうね。↑のMANGOさんのお父様も長年の愛用者だとのお話です。私が知らないだけで知る人ぞ知る薬だったのですね。
やっぱり店内に威厳を感じちゃっいましたか!たまたまだったのかもしれないけどお客は私とオットしかいなかったのでますます緊張しちゃいましたよ。これだけの歴史があれば威厳も滲み出ちゃうってもんでしょう。

EDIT  REPLY    
No title

なべさく  

2009-02-21 21:00

ふぅ~、全文、一字一句、拝読させていただきました!(^^;
リンク先の「外郎の売り口上」の音声まで聞きましたよ!(笑)
ういろうって、残念ながらあまり好みではないですが、外郎家の歴史を読ませてしまうのは、いつもながらに、こにゃくうさんの文才のなせるワザ!
なが~いお話の中で、印象に残ったのは、「ういろう裁判」。
どの時代も同じようなことがあるんだなぁ~って・・・
でも、これって、商業道義が守れてるっていうのかどうか、ビミョーですよね~(笑)
あと、透頂香の撮影拒否!
イイじゃんねぇ~、写真の1枚や2枚。小生なら、無断撮影で叱られるパターンです。(^^;
ポチ1つで申し訳ない内容ですが、ご容赦!!!☆ポチ☆

EDIT  REPLY    
No title

天ママ  

2009-02-22 04:33

読ませていただきまちた\^o^/
こにゃくうさまー オベンキョウになりまちた(*^_^*) 昔はお砂糖は貴重でしたからねー(#^.^#)
歌舞伎演目もp(^^)q ルンルン♪

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2009-02-22 17:17

なべさくさん!全文読んで、売り口上まで聴いてくださいましたかっ。こにゃくう、感謝の涙です!大切な時間をありがとうございました。\(>_<)/文才など面映い事でございます…
ね~え!なんで撮ったらダメなのよねぇ。ほんと高飛…(以下略)(^^;
ハハハ。確かに商業道義…なんでしょうかねー。外郎でもうゐろでもパッチもんだよねー。現代の中国のパッチもんと同じセンスで作ってたってことで大差ないと思うわよねぇ。よっぽど青柳さんが嫌いなんでしょう。
ポチもありがとうございますm(._.)m

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2009-02-22 17:21

天ママさんのように歌舞伎に詳しい方に読まれるとアラだらけでしょうから、おハズカシイですよ~(^^;てへ。
今回、ういろうを食べて思いました。これが室町時代と同じ味だとしたらかなーり高級なセレブのお菓子だったんでしょうね。
5万文字以上もあるのに、時間を割いて読んでくれてありがとうございます!!感謝。m(._.)m

EDIT  REPLY    
No title

すけさん  

2009-02-25 23:15

ういろうといったら僕も間違いなく名古屋を思い浮かべます。
小田原にもあったんですねぇ。かまぼこだけじゃなかったんだ。
あ、そうそう、一昨日、柏で商工会議所青年部の30周年式典があったのですが(僕も商工会議所青年部員なのです)かまぼこの鈴廣さんもお祝いに駆けつけてくれました。やっぱいいもん着てるなぁ。そんなとこにしか目がいかないふしだらな僕でした。とりあえず、大きな行事が一つ終わったので、ブログもやっと復活です。

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2009-02-26 00:31

すけさん、小田原にも!「も」と言ってしまったら外郎ご当主様の逆鱗に触れますよ。シー!( ̄b ̄)ですよっ。たいていの日本人はすけさんに同感だと思われますが・・・シー!
鈴廣さん、いいもの着てましたか!私もさんざあの売店で散財してますからね!小田原から柏まで行かれる鈴廣さんはお忙しいね。でも、すけさんもほんとよく働かれます。大イベント終了でちょこっとひと息ですね。お疲れ様。

EDIT  REPLY    
No title

asl*_*004  

2009-02-26 06:26

へぇ~、ってことは大須ういろとないろ~で~す~、の名古屋はんは
あとからってことだったんだ。。
ほ~、歴史ってすごいなぁ。。

EDIT  REPLY    
No title

こにゃくう  

2009-02-26 15:10

aslcさん、東海方面の子にしか通じない「ふたつのあぁかぁいぃちょ~ぉちんの~~」の大須ういろね!
「しろくろまっちゃ♫」の青柳さんも強烈なCMだもん。名古屋派の方が世に浸透しちゃうよね。
小田原の外郎氏に言わせれば名古屋の会社はマネっこなんだって。
それでも大須さんは「ういろ」と「ないろ(内郎)」にしてるからセーフで許せるらしいよ。
小田原ういろうは室町時代からやってます、と強く主張されてますのよ。

EDIT  REPLY    

Leave a reply