増上寺★行きそうで行かない東京名所

■東京都港区芝。
オフィス街の車道に
思いっきり交通の邪魔なのに
頑固に建ってる門。
大門。
地名になってる有名なスポットであり
徳川家の菩提寺だった増上寺の表門。
(国道の通行のために
昭和に造り直したコンクリート製ね)

■首都圏人が
行きそうで行かない東京名所
以前の記事の皇居東御苑もそうだけど
港区芝にある増上寺も
「前はよく通過するけど入ったこと無い」
名所のひとつなのではないだろうか。
こちらはメインゲートの三門
そんな増上寺に初めて行ってみました。
寺などに興味がなく、うんざり顔のムスメを伴って。
「どうしても一回は行ってみたい。ワタシの誕生日なんだから付き合え!」と強要。
■天気も上々。 隣接する芝公園の桜も見ごろ。 当然、多くの花見客&観光客。
あ!まだ春休み中だったんだね。東京以外からの参拝者も多数。大層な賑わいです。

■ちょうどお釈迦様の誕生日の花祭りと
御忌大会(ぎょきだいえ)という法然上人の
法要も重なり、
イベント目白押しウィークだった模様。
屋台もいっぱい。
「うを~♪お好み焼きっ」
「たこ焼き買って!」
のムスメを押さえ込みつつ
目的地へ進む。
どうやら普段は見られないらしい。
これを目的に来たら、偶然にも公開日だったということか・・・
4月2日~8日だけの公開日に当たってなかったら、
付き合ってくれたムスメにケリを入れられるところだった。
あ、あぶない。(^.^;
【拝観受付時間】10:00~16:00(最終入場15:45) ただし火曜定休
【拝観冥加料】大人500円(高校生以下無料)

■こちら、6代将軍・家宣のお墓
(&正室さまも合葬)
5代綱吉の悪政から
大きく真っ当な世に舵を切ろうとした
温厚な人物だったそうですよん。
他にも2代秀忠、14代家茂
皇女和宮さんなど有名どころのお墓も。
お墓を写すのにちょいと気が引けたので
家宣さまの画像を代表で出しときましょ。
他の方の墓も似たようなデザインです。

■霊廟エリアに立ち入っての印象。
「あら。狭っ」
天下の将軍様の墓が
こんな境内の端っこにひとまとめかよ…
と思ったらワケがありました。
かつては増上寺の広~い場所に
燦然と霊廟たちが居並んでいたそうです。
それはそれは豪奢で荘厳だったそうで。
戦中そして戦後。
空襲で焼けた増上寺。
徳川の墓たちも破壊されてしまった。
が、
修理しようにも徳川家は今や一般人。

■荒れ放題の霊廟を
整備しなおすから
寺の土地を一部分
売ってくださいという会社が現れた。
あの株式会社国土計画ね。
今でも増上寺の両脇にある
東京プリンスホテルと
プリンスパークタワー。
あの場所って増上寺、そして徳川の墓跡に当たるのだな。
ああ、罰当たりな会社だこと。
(前々回の記事につづいてまたプリンス絡みの話になってしまったのは偶然よ)
←控えおろ~、の葵のご紋。
霊廟の門の画像ですが
元は家宣の墓専用の門扉だった。

■1960年代の日本は
この乱開発を止められなかったか…
東京タワー建築の計画もあるし
東京オリンピックも近い。
タワーの足元に荒れた墓を放置できないから
土葬だった埋葬者たちを発掘調査した後、
火葬してここにひとまとめにしちゃったらしい。
側室や家族なんか1個まとめだし。
和宮の棺を開けたら
直垂姿の男性の写真を抱えていたというエピソードは
この発掘の時の話だ。
和宮さんの燈籠越しに東京タワーを撮る。
重なる桜がきれいだね、宮さん。
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