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東京

高幡不動/土方歳三詣で@東京都/日野市

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2010年1月某日
ある日曜日。オットが「酒を買いに行ってくるー」という。「どこへ?」(こにゃ)「多摩のほうの酒屋。高幡不動とかの方面」(オット)「タカハタフドウ?待て待て待て。私も行く」(こにゃ)ワタシ長年、高幡不動尊に行きたかったの!

「なんでまた、高幡不動なのさ?車のお祓い?」(オット)(高幡不動は交通安全祈願の本山らしい)「ちゃう。高幡不動は恐れ多くも畏くも土方家の菩提寺にして近藤勇と土方を顕彰した碑が建っている。新選組ヲタの聖地なんだ」(こにゃ)
今まで行った事なかったからさ。うふふ。。。一回は行ってみたいな、と。

ずいぶん前の記事ですが こにゃくうが実は新選組が好きな女だったという件について記事にしたことがありましたけど。まあ、そういうことなんです。(過去記事→「六本木ヒルズと黒猫と沖田総司」)あはは。。。ハズカシイことである

さすが関東三大不動尊のひとつです。すごい参詣者の数。駐車場探しも苦労しました。


なのに、重文の仁王門も丈六不動三尊も、シンボルの五重の塔も無視でスルーなこにゃくう。ごめんなさい、お不動様。バチは当てないでください。 

こにゃくうの目的その1。境内に建つ「新選組両雄の碑」土方歳三の実家が室町時代以来、ずっと高幡不動の有力檀家だったという縁。そして「戊辰戦争が終わったことだし、そろそろ我等の郷土の誇りを供養してもいいよね?」という地元の有志、近藤・土方家ゆかりの人々で建立した碑です。それでも、明治9年にこの碑は完成していたものの明治21年まで建立の許可が出なかったそうだ。逆賊の汚名ってヤツですね。

碑の篆額(てんがく)は会津の松平容保公。書は松本良順。(幕府の侍医でした。沖田総司も診察受けています)幕末明治のビッグネームがこの碑には一枚かんでる。篆額とは碑のトップに篆書で書かれている題字のことです。内容は(超ザックリ言えば)近藤勇と土方歳三がこの地で生まれ育ってから京で名をあげてがんばったんだよー。でも時代の流れでさ。しょうがないよね。残念なことになりました・・・的な、彼ら二人の一生を称える内容となっております。

こにゃくうの目的その2。コレ。キャー。はずかしいダロ、ヲイ。

平成7年に建ちました。土方歳三の像です。フツーの参拝客が混みあう中、コレを撮るのはかなりハズかしくテレました・・・ポッ

コチラの像も司馬遼太郎の「燃えよ剣」の本とドラマのヒットで「世間は新選組に好意を持ってくれ出したんだから銅像でもあったらよくネ?」という地元有志の企画が元なんですけど(たぶん昭和40年ごろ)当時の日野市幹部から「新選組ってヤ◯ザみたいなもんでしょ?そんなの我が文化都市、日野にはマズイでしょ」というご意見により頓挫してしまったらしい。で、平成も7年になってようやく建立された像なのだそうですよ。なかなか認知されない新選組。クヤシイですな、副長どの。 

お不動さんに何の貢物もしないまま次の目的地へ移動


お不動さんの門前に堂々の歳三まんじゅう。しかもかなりのお客様で大繁盛。コラ、明治初年の政府!昭和40年の日野市役所!今日の新選組のこの人気ぶりを見るがいいわっ。

土方歳三でナゼうどんなのか?そーいうことはあまり考えなくていいからね(笑)

おまんじゅう屋さんの名前は松盛堂さん。明治30年以来、お不動さんの門前で名物・高幡まんじゅうを売り続ける老舗和菓子店さんらしい。当代社長さんは話題に敏感な方のようで過去にモノレールが開通すると多摩モノレールもなかを、多摩動物公園にコアラが来るとコアラまんじゅうを発売されている。そんな流れ(どんな?)で誠せんべいやらもえよ剣焼き菓子やら・・・ご本人の顔写真つきでバンバン販売されておる。こにゃくうも悩みに悩んで品選び。 ハズカシイけど買っちゃったわー。
 

土方歳三人形焼と歳三もなかのコラボで詰めてもらいました。歳三もなか。HPによると「歳三が若い頃、石田散薬を行商してあるいた薬箱をモチーフにした最中」と、まあマニア心をくすぐるデザインとなっております。石田散薬とはナ二か?・・・いいです。 語りません。 ハズカシイから。 

人形焼のほうはこんなかんじ。これまた、ムダにキャリアの長い新選組好きには「このデザインですか~」な笑いを取る。ほんと、ここの社長さんヒネリが効いてるよぅ
 
ここ松盛堂の側面にもペンキ描きで描かれているこの絵。土方歳三の錦絵です。新選組の生き残りに
中島登って隊士がいてね、お絵かきが好きだったらしくて「戦友絵姿」という錦絵を描き残したのです。新選組のメンバー29人(自画像も含む)を描いたとして、今では有名な資料なんだ。
 
それを人形焼にデザインするとは、社長!やりますな。味は・・・フツウに人形焼でした。

さて、ここまで来たからついでにお墓参りもしていこう。オットよ、酒屋は後回しでねっ

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10 Comments

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もう一つの夏の日  

2010-03-04 17:44

私も昨年、高幡不動に行きました。
ここからほど近い所に土方歳三の実家が土方歳三資料館になっていて、開いてる日は月に数回と決まっています。
歳三が池田屋事件のときつけていた鉢がねに刀傷があってなかなかリアルでした♪

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こにゃくう  

2010-03-05 11:32

あなざぁさんと嗜好のベクトルが同じで非常にうれしいです!(^○^)
こんなことが語り合えるのもネットのおかげですねー。
土方資料館もいつかは行きたいポイントです。4月から歳三の命日期間限定で和泉守兼定を公開するのが恒例だそうですね。狙い目だなあ、とたくらんでます。
あの鉢金のホンモノ、見てみたいです。
トラバありがとうございました。ではトラバ返し、エイッ○ \(^_\)

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もう一つの夏の日  

2010-03-05 12:29

TBありがとうございます。
やはり岩崎弥太郎つながりでの出会いですから嗜好のベクトルがまったく一致してますね♪
土方歳三資料館は平成になるまで歳三同時のままの作りだったらしいですね。
このあたりに土方という苗字が多いのも地元だな、って感じがします♪

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W A X  

2010-03-05 12:57

石田散薬とは、酒と共に飲めば打ち身・くじきなんでも治る!!
ってやつですなぁ~。(笑)
酒と飲んじゃダメだろ!! と思われますが。

こにゃくうさんは本当に新撰組が好きなんですねぇ。
オット様のお酒買い出しがすっかり後回しになっちゃうぐらいのものなんですもんね。

これは益々会津の旅に繋がりますなぁ~。(笑)

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sak*r*mari*5  

2010-03-10 10:42

土方さんのイケメン像ですね。歴史めぐり良いですね。最中も美味しそうですし。

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こにゃくう  

2010-03-12 10:35

あなざぁさん、近年まで当時のままであったのですか。そのころ見ておきたかったなあ。
ほんと、この辺は土方の表札だらけですよね。郵便屋さん泣かせ!

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こにゃくう  

2010-03-12 10:41

WAXさん、そうそう!言うてみれば【用法:一日一服、酒類と共に服用してください。効果が違います】ってゆー、有り得ない服用方法なんですよね!
ナイスなフォローをありがとうございます( ^ ^ )/
会津も行きたいですよー。
オットの当初の目的の酒屋に着いたら、もはや夕暮れ時でございました。

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こにゃくう  

2010-03-12 10:42

sakuramariさん、土方氏、やけにイケメンになってますよねー。
本人は照れてそう。

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なべさく  

2010-03-16 01:50

あらっ!高幡不動にいらっしゃったんですね!
そして、「多摩のほうの酒屋」、多分なべさく行きつけのお店かと。。。^^
酒屋は毎週のように行きますが、高幡不動には行ったことありません。(^^;
ウワサには聞いてましたが、やっぱ駐車が大変なんですね。。。
また、高幡不動が遠のいた気がします。(笑)

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こにゃくう  

2010-03-17 22:11

なべさくさん、あ!やはり、あのお店の常連さんでしたかー。とても楽しいお店ですね。こにゃくうは初めて連れて行ってもらったんですけど、眺めているだけでも迷うし、勉強になるし、なかなか出られませんでした。・・・ココハパラダイス?! (゚▽゚;)
高幡不動の周辺って町の区画やデザインが昔ながらなんでしょうかねー?道幅狭いし、駐車場も少ないんですね。
それよりも、私が行った日が何かのお祭りだったのかもしれません。そんな日に行ったのがまずかったのかもしれません。

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