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セルフでファミリーヒストリー

山奥で産まれたオット/長野県&群馬県★オットの生家を訪ねる旅・その1

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去年、実家父を亡くしたこにゃくう。父親が亡くなって自分のルーツが気になり、過去記事に祖父の育った川越東京荒木町を記事にしたりして自分の出自を探ったものだ。     
 
オットが言う。「オレも自分の出自が気になる。手始めに、自分が2歳半まで住んでいた所に行ってみたい」と。
オットは東京の大学を卒業し、東京の会社に勤める都会人・・・だと思っていたら、生まれた所は東京ではないという。
東京生まれではない事は入籍してしばらくして聞いて知ってはいた。当時新婚の義両親の職場近くにある社宅にて0~2歳半を過したのだそうだ。


義父の当時の職場と社宅へ行くぞ!今回はその壮大な旅である。

2010年7月18日
なんで壮大か?こんな道程だから。
 
山奥で産まれたオット/長野県&群馬県★オットの生家を訪ねる旅・その1
霧に霞む山の中。ここは長野県高井郡の高山村というところから、群馬県の万座温泉方面に向かう山道です。車でぐんぐん登ります(グーグルマップだとコチラ→長野県高山村
 

 途中、崖崩れがあった様で修復工事やっていて片側通行だったりする。
 

霧が濃くなって不安になる。ガードレールも雪の重みでくにゃんと曲がってたりね。
冬は雪深い、長野県と群馬県の県境に近い山中を進みます。オットよ、慎重に運転してね!
 
いったい新婚の義父の職業って何だったの?マタギ?キコリ?(;-_-;)

山奥で産まれたオット/長野県&群馬県★オットの生家を訪ねる旅・その1
めげることなく山道を登り続けたら急に視界が開け青空の中に出た!視野いっぱいに広がる山々は、北アルプス連山だ。クッキリとその威容が見え、これは天気が変わったのではない。
私達が高いところまで登った故に、雲よりも上に来たということなのだ。たぶん標高は1900m!

オットが言う。「ああ、こっちだ。小串(おぐし)はこの道の先だ」 

あはは~。オットよ「行止まり」って書いてありますけどぉ?
 

行き止まり、の割にはキチンと舗装された道路が続いていて、通行に不安はありません。
ダイジョブ、ダイジョブ。オッケー。(汗)できれば、対向車は来て欲しくない道だ。
オットが言う。「見えた。あれが毛無峠。峠を降りたところに小串町があったんだ」
山奥で産まれたオット/長野県&群馬県★オットの生家を訪ねる旅・その1
 へ?どれよ?(こにゃくう)


○の場所が毛無峠といい、オット家の住んでいた町の入り口であったらしいよ。
・・・って山!山の中!じゃん(^◇^ ;)

毛無峠に着いた。先客?車が一台止まっている。
山奥で産まれたオット/長野県&群馬県★オットの生家を訪ねる旅・その1
オット曰く。木も生えないほど風が強いから毛無峠。何も無いだろ?でも1971年までココに人口2千人の町があったんだ。信じられるか?小学校も中学校もあったしスーパーマーケットも
この天空にあったんだ。新婚の両親と新生児のオレが暮らした町。

まるでおとぎ話のような・・・。そんなオットの生家跡を探検だ。 
※フランス旅行記やってるのに、こんなのに手を付けました、こにゃくう。がんばれ、アタシ・・・
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20 Comments

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まだお  

2010-10-30 11:30

ここって私をスキーに連れてっての
舞台になったとこですか?
原田知世が無茶して三上博史が追いかけて遭難してビバークして
松任谷由実がブリザードブリーザーって歌で・・・・

何年前の映画だろう

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こにゃくう  

2010-10-30 13:11

まだおさん、5枚目の画像の道路標識にある「万座」は仰る通り、あの映画の舞台になった万座スキー場がある場所です。
この画像の場所から3㌔くらい先になるのだと思います。
万座といえば、あの映画^^よく覚えていましたね!
ですが、小串は・・・そんな観光やスキー開発には組み入れられなかった脇道の集落なのでありました。
あの映画、今見たら別の意味でおもしろそうだなーと思いますわ。

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masaka  

2010-10-30 16:15

これは凄い。

アルルの道の方が遥かに拓けてる。

でも、自然に囲まれた素敵な町(村)があったんだろうなぁ。

古き、良き時代が偲ばれます。

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fxx  

2010-10-31 09:45

「行き止まり」ってそそりますね~
小串って地図にも載ってないし…

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ensyu  

2010-10-31 19:09

いやはや、すごいです。
何か胸がジーンとしてきちゃったよぉ~!?
何も知らなければ、青空の下の景色の良さげな峠って感じなのに~

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天ママ  

2010-11-01 23:33

行き止まり…初めてみまちた 天空のおうち素敵でしゅ
長野 私も後で記事かきましゅぺこりん

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omansama  

2010-11-03 21:35

すごい。。。本当にすごい企画を立ち上げましたね(笑)

画像をしっかり見ましたが、ココに2000人もの集落が存在したのですか!?1971年って事は、ワタシが小学校に入学した頃は、まだ人が住んでいたって事ですよね?
当時の写真が見たいです!ありますか?
是非、記事に載せて欲しいです^^

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こにゃくう  

2010-11-04 20:03

masakaさん、荒涼たる風景・・・って感じでありましょう?
こんなところに町があったとは、まるでアルルの古代遺跡でも見ているような・・・
でも、住んでた人間(オット)はここにまだ生きてるんだから不思議なものです。

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こにゃくう  

2010-11-04 20:10

fxxさん、おもいっきり、行き止まりでしたー^^
小串という名の町はもう地図には載ってないと思いますね。
消滅した町ですわ。

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こにゃくう  

2010-11-04 20:17

ensyuさん、こんなところに住んでいたオットや義両親って、ナニ人?古代人?って思うほど自然しか残ってない土地に変貌していました。
昔の事情を知っているのか知らないのか不明ですが、アウトドアを趣味にする人たちが自然の中で遊ぶために来ていました。景色は最高なんですね。

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こにゃくう  

2010-11-04 20:20

天ママさん、こんな山の上の上に住宅街や会社を建てたっていう時代もすごいな、と思いました。
まさに天空。 あれ?・・・天で空なんだね!

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こにゃくう  

2010-11-04 20:25

おまんさま、そーなんですよ~。まだフランスは始まったばかりでちっとも進んでないのに~。年越し決定なのに~。
でも、忘れちゃう前になんとか・・・と思いまして^^
1971年には私も生まれてますから、その当時の自分の住環境を思うと「オット、スゲーところで生まれたのね」と驚きます。
当時の写真・・・義母が持ってるハズ。そうだね、見せてもらいに行こうかなあ。
思いっきり白黒で黄ばんだ写真だと思うわー。

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鈴蘭ゴウゴウ  

2010-11-19 00:19

す・・・すごい!まさかオット君が天空のご出身だったとは。
そして今は何もない草原のような土地・・・ここから一体
どんなふうに展開していくのか凄く気になります!
ほんの40年前には実在した町か~不思議な感覚・・・・
それにしてもココの近くが映画の舞台だったとか本当にココへ来る方の博識さに驚かされます!

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こにゃくう  

2010-11-27 22:31

鈴蘭5号さん、オットったらどこの生まれですか?って聞かれると、「(人生のほとんどは東京なので)東京です」って答えるんですよ。
こんな山奥だったくせに~(笑)
40年でここまであっさりと何も無くなるんですね。とても風の強い峠だったので、まるで町ごと風に吹き飛ばされて行ってしまったかのような感覚を覚えました。
ほんと、皆さんよくこんな僻地のこともご存知ですよね。私もびっくりです。

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ぱんだ親父  

2010-11-28 00:12

はじめまして。。パンダ親父です。。横浜勤務ですよ。。
ご主人毛無し峠に住んでいたとは・・・・
それは素晴らしい話です。。
あの景色は関東では関東だと思ってますよ!!

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すけさん  

2010-11-28 20:54

まずはこっちを見にきました。
すごい場所で育ったのですね。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり・・・・
おごれる人も久しからず ただ春の世の夢のごとし ・・・
時の移ろい、何か壮大な物語を感じます。続きを読みにいきます。

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こにゃくう  

2010-11-29 16:08

パンダ親父さん、ようこそいらっしゃいませ!
私達が行ったこの日も、オフロードバイクを楽しむグループが何組かいらしていました。
どこまでも無人の小串ですし、地面もワイルド仕様なところが皆さんを惹きつけるのでしょうか?
はい!横浜は私の生まれた町です。パンダ親父さんとはお近くのようですね^^

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こにゃくう  

2010-11-29 16:11

すけさん、冬はがっつり雪が積もって寒~いし、風がびょうびょうと吹き荒れる場所だったようです。
春夏の美しさ、短い紅葉の魅力もあったようですが、厳しい暮らしだったと思います。
企業の寿命は30年と聞いたことがあります。まさにその通り。
おごれる企業も久しからず、でしたね。

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mappi_999  

2010-12-02 14:39

私もずっと「出身地?東京」と言い張ってましたー。
ご両親も新婚ホヤホヤでここへ、というのがまず家の両親と同じですねえ。母は里帰りしないで下界の須坂で私を産んだんで母子手帳が群馬のものです。
・・「行き止まり」なのかあ(笑)。

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こにゃくう  

2010-12-03 13:11

mappiさん、どうやら義母も、山の中で産むのはリスクありすぎと思ったようです。山から降りて、義父の実家に行ってオットを産んだそうですわ。
オットはこれからも東京出身者で押し通すと思います^^

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