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10年フランス

アルルは古代ローマの町

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   2010年8月4日


前の記事でゴッホが描いた跳ね橋を眺めた後、
アルルの町の中心部に入ってまいりました。 

 
 ■ビゼーの名曲、アルルの女。
 ゴッホが気に入って多くの作品に描いた町。
 そんで
 ゴーギャンと揉めて耳きり事件をやらかした町。
 
  「どこよ?」
 と思われるかもしれませんので、
 こにゃくう作図のザックリな地図がコチラ
です
 イタリアが近いです。


 
 ところで、
 当ブログの古くからのゲストの方は
 覚えておいでだろうか?
 08年の記事で「オットの世界遺産検定受験
 という記事があったことを。
 
 なんだか軽く合格できそうだ・・・と
 気安く飛びついたオットだが、
 世界史の授業を一からやり直すかのような
 遺跡や人物の列挙にへこたれそうになりながらも
 みごと合格率2割以下の検定に
 合格したことがあった。
 

■オットにとって今回のフランス旅行は
 白紙状態の脳みそに叩き込んだ
 世界遺産の知識のアレコレを
 ごく一部だが、実際に見て
 再確認できる好機だったようだ。
 
 で、アルル。
この町には7つの世界遺産があるる
 


   そーいう町なんだそーだよ。 こにゃくうは知らんかったけどさ~ 

世界遺産その1  古代ローマの劇場 


 ■約2千年前の野外劇場。
  ほとんどが修復されたものだけど、右手の円柱は往年のものらしいよ。 
 

 
■この劇場に8千人収容可、
 だった そうだ。
  
紅白歌合戦でお馴染みNHKホール は3600人。
 幕張メッセが8000人でほぼ同数の 収容能力である事を思うと、
 どんだけデカイねん、ローマ劇場。
 
 当時の出し物はナニだったか?
 演劇の他に
   詩の朗読!
 が、人気の演目だったそーですわ
 シブ好みですね、古代ローマ人。
 
 で、この劇場は現役です!
今日も夜の野外コンサートの準備中
 現代ですから
 音響機材も照明器具も
 どど~んと設置されてましたわ。
 
古代ローマな劇場でロックコンサートとか、ステキじゃないかと思うよー。
 

   世界遺産その2 円形闘技場


  
■イタリア、ローマの町なかになる円形闘技場が有名だよね。
こちらアルルの物件は保存状態良好、ローマ帝国領内最大規模となっておりまーす
 

   ■こうした角度から見ると、2000年前の構築物の真ん前に人家があって。
     う~ん、面白い。 お金払うと競技場内も見学できるのだけど
     悲しいツアー客には時間が足りない (泣)
 
    限られたフリータイム。 「どこに行くべきかね?」  とオットに尋ねたら
 
  「アルルには風呂の世界遺産がある。そこに行くのはどうか?」
 
   ・・・と即答なさる。
  さすが世界遺産検定シルバー合格者 
  ぐっじょぶ。 
頼りになります。
 
        風呂好きのこにゃくう&ムスメは興味津々で食いつく。
      で? 風呂の世界遺産ってナンだね?
 

 世界遺産その3  古代ローマ風呂跡 (コンスタンティヌス帝の公共浴場)


■ここが古代ローマ人の日帰り入浴施設の跡でございます。 入ってみましょう。
 

         ■んーと。 コレ、ナニ?  なんか・・・アーチ。
 

■柱がいっぱい。 ハテ? どこが浴槽なんだろ。 再現図も何も展示して無いので
 我ら風呂文化を愛する日本人としては、「これでどこが浴槽になるわけ?」と思う。
 

 
 
■「コレ浴槽?深すぎ!溺れるわい」
 と、遺跡に入り込んで
 首をひねるムスメ。
 
 あはは。
 これが浴槽なら、立ち泳ぎだわね。
 風呂ずきんちゃんがいたら
 「ゆっくり浸かれない
」って
 お怒りが出ちゃうところだ。
 
 さっぱり掴めなかったので
 帰国後に調べました。
 
 

■こんな図解がありました。
 
  あー。
 熱い湯を直接投入するのではなく
 薪かコークスか何かで火を焚いて
 その高温の煙と熱が
 床下を通過することで
 上部の水槽の水を暖めていたって
 そーいうことなのかしら?
 
 

 ■こんな図もフランスのどっかのサイトからパクリ。 
   右図の太線部分だけ現在残っている部分、っていう意味だと思う。 
      フランス語わかんないから、たぶんだけども。
 

  ■一番大きいこのスペース。 Wikipediaによると、プールだったそうな。
 

     ■コレは
 このお風呂遺跡の入場チケットの裏面です。
          どうやら、往時のお風呂の再現図らしい。
 

■ぬるめ湯、あつ湯、サウナ風呂に
 プール。体操場もあったって。
 
 これは健康ランドそのままだね。
 
 Wikipeによると、
 ここは19世紀に発掘されたものだそうで、発掘当時は風呂とは気づかず、宮殿跡だと
 間違えて思われていたそうな。
 
 
 だよね。
 現代日本にもある温泉ランドと
 同じ発想を古代ローマ人がしてい  たとは、19世紀のフランス人には
 すぐに気づけなかったのだろうよ。
 
アルルはローマ帝国の植民地だった。
植民地ってきくと、搾取されていたのか?と思うけど、そうじゃなかったところに
ローマ帝国の繁栄のコツがあったらしい。
現地に、劇場や健康ランドや闘技場など皆が喜ぶ施設をバンバン造って
尊敬と感謝を得る。 「その代わり、言う事きいてよね」 と、そういう手段。
なんか・・・世界史で習った記憶があるけど、こうして目で見てはじめて実感する。
   『古代ローマ人は土木建築の技術に長けていました』
   『市民にパンとサーカスを与える政策(食料と娯楽という意味)
っていう教科書のフレーズ。
こういうことだったんだなー、とおばさんになった今頃、理解。  おせーよ。
  現代では遺跡とゴッホと闘牛で人を集める観光の町になっちゃったけどね。
  ・・・まだネタのつづきがあるアルル。
                                   【 つづく 】
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8 Comments

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No title

天ママ  

2010-11-10 08:47

アーチ部分に横たわる…きゃはー なんて考えてみたり わたしも…思わずあの深い風呂?に…ふけーぇとツッコミまちた(笑)

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W A X  

2010-11-10 17:30

大人になった今だからこそ興味が起こる!! (笑)
人生とはそんなものですね。
日本の歴史でさえ大変なのに、古代ローマまでとは流石! こにゃくうさんです。
オット様の知識も役に立てて素晴らしい!
古代ローマと健康ランド・・・。
誰もピンときやしませんがなっ。(笑)

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こにゃくう  

2010-11-11 12:53

天ママさん、2千年前のアルル市民はアーチで背骨矯正しました・・・だったらおもしろいネ(^∀^)
深すぎだよねえ。どうやら、経年で床と浴槽部分が崩壊していたようですね。

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こにゃくう  

2010-11-11 12:57

WAXさん、悲しいかな、学生時代って勉強はちっとも楽しくないのよねー。
いきずり上でフランスに行ったおかげで、高校時代の世界史の教科書を引っ張り出しましたよ。(棄てられない女なので残ってた)
言われてみたら、土木事業がお得意で温泉好き・・・って古代ローマ人と日本人って、意外な共通点がありますね^^

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ensyu  

2010-11-17 23:50

世界遺産が7つもあるとは、スゴイ街ですな~
日本人は温泉好きで有名ですが、外国人も風呂は好きなのでしょうか。異文化交流したことないので、まったくわからんのですが。
それにしても外国の煉瓦造りの建物って、オシャレに見えますね~

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すけさん  

2010-11-19 00:20

こんな古代遺跡が、今も現役で劇場として機能してるんですか!?すごい、すごい歴史を感じます。石の文化は、何千年ともつからすごいですよね。日本だと神社で神楽や能を舞うようなものか?え、違う?(笑)
公共浴場も世界史の授業で習った記憶が蘇りました。しかし、教科書は文章だけの暗記ものなので、こにゃくうさんの解説の方が何百倍も面白いし、わかりやすい。ポチです。

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こにゃくう  

2010-11-27 22:40

ensyuさん、17箇所ある京都もすごいですが、アルルは狭いエリアに7箇所ですから、ある意味、濃いといえますよね!
こにゃくうは、米国での体験しかないんですが、天然温泉が湧いていて男女混浴&マッパ!っていう温泉巡りをやらかしたことがあります。
きっと米国人の中でもモノ好きと言われる人々だったのかもしれませんが、日本人以外でも温泉の良さは通じるのだなと思いました。

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こにゃくう  

2010-11-27 22:44

すけさん、そうですよ!同じ同じ。きっと同じ。厳島神社で能を舞うような、醍醐寺でコンサートやるような、そんな感じ??
えへへ。ぽちありがとうです。いやいや、すけさんの噛み砕いた歴史解説こそ、いつも面白くて感心しますわ^^

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