実家母がたんじょうび。
父が他界してしまったからね、こにゃくう家主催で精一杯の祝宴をいたしますよ。
どこか、ご所望のお店はある?
・・・と、訊ねたら
「鎌倉に、前から気になってるチャイニーズがある」 と、ぬかす おっしゃる。
■母に言われて初めて知った、コチラのお店。 鎌倉・二階堂にある凛林 (りんりん)
■二階堂というエリアは
瑞泉寺という、梅はじめ春の花で
超有名なお寺があるが
周囲は
おほほ・・・なお宅がひっそり並ぶ。
そんな古都の住宅地の奥の奥に
凛林はあった。
お店の方と母が知り合いのようで
丁寧にお迎えくださった。
おじゃましまーす。
ライトアップされたお庭に面した
大きなダイニングテーブルに着席
■母の誕生日であること、秋の食材を楽しみたいこと、を告げ、
松茸や上海ガニを使い、ノミホ付き(←ノミホは大事!)で1万円のコースを予約だ。
さあ、気分を秋に戻して読み進めよう!^^;
■五種の前菜 手前左:特上くらげ酢の物 太くていい味を吸い込んだ海月
手前右:鶏ひき肉鎌倉野菜巻蒸し やあ。これは和の食のよう
■左:豆イカ肉詰め辛味ソース ■中:松茸の煮こごり ■アワビ中国酒不変蒸し
5種とも、見た目通りの味を想像していただいて良いと思います。
驚きがある料理ではないけど、王道を外さない、キッチリどストライクな味。
素直に、「あ~あ、おいしいねえ」 という言葉が出ます。
■のみほ付きコースですからね、
老酒をゴクゴクいただきますよ。
たしか、8年モノの老酒。
(ボトルを見ていないけどたぶん紹興酒)
ちゃーんと美味しいお酒が
ラインナップに登っていて。
それだけでも凛林さん、エライ!
と、よっぱらいは上機嫌。
(含む母。)
この徳利で、かなりな数、
お代わりをした我々だ。
■フカヒレと上海ガ二 身とカニ卵 壷蒸湯 わーん。もっと食べたかったよう
■松茸と牛ヒレ、鎌倉野菜の淡白炒め そのメニュー名通り、奇を衒わず やわらかい牛肉と松茸の食感と香りを損なわない、やさしい炒料理。
■焼アワビと松茸の
特撰醤油煮
この料理も非常にやさしく
実家母や我々のように
重い料理が嬉しくなくなった
者どもには
■車海老と栗のチリソース 鎌倉野菜添え このチリソースもマイルドな辛さ。
食材はリッチだけどチリソースとしてはフツウ。
■手打ち松茸 冷麺
いろいろな味があったけど
最後は冷麺でさっぱりと〆。
ここまで松茸づくし。
■デザートの点心、2品 杏仁豆腐・ほうれん草二色蒸しカステラ
杏仁豆腐は苦手ですが、これはプリンのよう。手づくりで美味しく食べられました
■まだメディアへの露出は少ない店
だと思いますが、古都に来て
ランチやディナーに良いと思います
お母さま、おいしかったね。
やさしいチャイニーズなので
向かないかもしれない。
まあ、ここって鎌倉だし。
我々くらいの年齢層がターゲットの お店かもね。
落ち着いて良い店だと思います。
また、中国人が食したら「??」な
このお店の所在地ですが、自ら車を運転してくる方には少々注意が必要かも。
えらく細い、ある意味鎌倉らしい小道の奥にあるの。
「これ以上、車が進めません!

」って予約客からの「助て電話」が
店に入ってました。
鎌倉って、奥に入ると細い道だらけ。
地元の人はうまいことすり抜けてつつ運転して暮らしているのですが、
他所の人には「無理!」ってなるのよー^^;
【 おしまひ 】
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