2011年8月10日
今年の夏休みは海外に行かなかったこにゃくう家だ。
理由は、家族全員の予定を考慮するとどうしたって海外に行ける日数が無いから。
せいぜい2泊3日の旅行日数。じゃ、近いところで・・・と、栃木県はいかが?
神奈川からなら高速でスグなのに、なかなか行くチャンス無し。そんな栃木を再発見しに。
修学旅行以来の東照宮に行こうよ。山奥の歩いてしか行けない湯宿に泊まろうよ、という企画です。
栃木・レモン牛乳。U字工事で知ったよ、レモン牛乳。無果汁だけどレモン味するナゾ
首都圏小学生の修学旅行の定番、日光東照宮に着きました。
神橋(しんきょう)
修学旅行のとき、渡ってみたいなーと思ったのに眺めるだけだった、残念な思い出の橋。(修復工事中だったかも)おとなになったので渡れます^^
渡橋料500円は微妙ですが、小学6年以来の夢ですから惜しげもなく払いますよ。
ビジュアル的に美しく紅葉時期の美しさで人気・・・なんだと思っていましたが
コチラ日本三大奇橋のひとつであり、世界遺産に登録されておる橋でしっかりと歴史ある橋なんだそうだ(山口県錦帯橋、山梨県猿橋がその他2橋)こにゃくうにはサッパリなんだが、構造が特異なんだと。わからなくてごめんねごめんねー
キター(・∀・)-!! 東照宮だあ。三つ葉葵の御紋が眩しいぞ。小学生時代の記憶はゼロだー。小6が4年前であるムスメはさすがに記憶が鮮明。
一番記憶が新鮮なムスメが解説をしてくれた。
「コレが有名な三猿ね。いわゆる、みザル・きかザル・いわザル、だけじゃなくて、産まれた猿が一人前になるまでの壮大なストーリーがこの建物に順に掲示されているのよ。あ、言っとくけどコレは馬小屋なの。修学旅行で来た時、白馬がいたもの。猿は馬の守り神ってことになっていてね、それで猿なワケ」
ほうほう。ガイドをありがとう。
赤ちゃん猿が誕生した場面から彫刻のストーリーが始まる。左は「お年頃になり物思う猿」って感じか?思春期は己の将来に悩むわねえ。今のムスメ位の猿の年齢?右はそんでもって大人になって、ついに自分も妊娠して母になるわ!の猿。
有名な三猿は「幼児の猿に教えるべき事」という場面で登場するの。
『子供の頃は悪いことを見ない、言わない、聞かない』って教えが本来のものなんだけど、今では拡大解釈して使われてるよね。
ふーん。本来は「子供のPCにはちゃんとフィルタリングかけましょう、R指定の映画はズルして見ないようにしましょう」・・・ってそういう教えだったんだね。
ささ、有名な陽明門に来ましたよ。
一日中眺めても飽きない、という意味から日暮(ひぐらし)の門の異名もありますな。
たしかに。「ナニこれ~。象のつもり?」とか「ちっちゃいオッサンが珍妙」などの
ツッコミを入れて見ると、時を忘れます・・・が、ちゃんと芸術的観点から見ようね^^;
ママ、この陽明門を入ると、右にアレがくっついてる門があるよ。
ムスメの言うアレとはコレだ。猿と並んで庶民にわかりやすい猫さま。さすが人気スポット。拝観料は追加で別途お支払い520円だあ!タケー!
ママ!ここはね、超人気スポットだから長居して撮っていられないよ。
門を通過するときに巧く撮りなさいよ、とのムスメからの指示。
ハイ! 母、がんばりました!
ぎゃー。しっぱいです、ムスメよ。すまん 
さあ、気を取り直して。この長い長い階段の先に家康公のお墓があるよ。
わ~。えらくハードな階段の上にお墓があるのね、家康。年取ったら来れないわー、ママ。 「ふん。私ら小学6年生はね、この階段をダッシュ昇りして見にいったよ」
へー。・・・いい思い出だね。
コチラ、家康公のお墓です。あー!どっかで見たスタイルによく似ている。
芝・増上寺の徳川家霊廟で見たお墓を思わせる青銅製だね(過去記事) 向井理・・・じゃない、二代将軍秀忠氏とお江さんのお墓があったよね(単独の墓でなく2人まとめて合葬されちゃってる)
ムスメよ、なぜに鶴と亀?「ふふふ。それは徳川埋蔵金の場所を示唆する暗号解読のキーワードとされていて。つ~るとか~めがす~べった♪」(ムスメ)
・・・いや ^^;ムスメの妄想ですので、スルーで。
さて、やや離れたところにある、三代将軍家光公の墓所に行きましょう。
大猷院に来ました。ここは家康公の祀られる東照宮からほんのちょっと歩くだけなのに、ぐっと参拝客が減ります。故に非常にいい雰囲気の中、家光氏は眠っている。 大猷院、とは家光氏の亡くなってからの法号です。最後には三代目になった彼だけど、母・お江には全くかわいがられず、父の秀忠(向井理)もそれを諌めることがなかった・・・というのがたいていのドラマ(大奥系)の設定ですね。
「ママパパのお墓のある増上寺なんかイヤだ!おじいちゃまのお墓のそばがいい!」という家光君の遺言によって、彼だけココにお墓を造ってもらったそうだけど。大奥ストーリーのままだとしたらそりゃそうだよね、と同情するよ。親になったこにゃくうは、家光君の人生に同情するし、江には「アナタどうしたのよ?」って訊きたいよ。
でも、増上寺じゃなくてここに埋葬して貰えたからこそ、東京大空襲で壊滅→西武によるおまとめ改葬の憂き目に遭わなくて済んだのね。(増上寺の徳川家霊廟は縮小されてプリンスホテルになっちゃったから ※過去記事→コチラ) などなど・・・小学生だった頃とはまったく違った感想を想う日光でした。
【2011.09.19 追記】
こにゃくう撮影のへっぽこな眠り猫よりもかわいらしく、且つ味わいある眠り猫
↓
まだおさん&WAXさんちの猫、なみへい君です^^ 甚五郎猫よりカワイイ!(なみへいくんは只今、各地を放浪中。早く帰宅せよ、なみへい!)