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岩手

震災1年にして思う【4】陸前高田の海@岩手県/陸前高田

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前の記事からつづき】
2011年8月。被災地猫砂宅配の旅。
 
 岩手県大槌町でペットレスキューの活動団体に猫砂を届けに。そのまま南下する。
 やがて釜石、そして大船渡。陸前高田まで来た。


道の駅高田松原。報道でご存知の通り、美しい松林の海岸を持つ町だったそうだ。
 

7万本の松が生い茂っていたという…海岸のラインすらまったく変わって面影もない。壊滅って言葉のままの惨さにこれ以上、撮れないや。
 

たとえば・・・ワタシがあの日、ここに松原を見に来た観光客だったとして、松原で地震を感知して、さあ!津波が来るから逃げよう、となったとき私、逃げ切れる自信がない。だって遠くに見えるあの緑の山まで、いっさいの建物が直撃されているんだもの。

奥に見える緑色のスーパーは「マイヤ」というそうです。市役所とマイヤが並ぶ、平和そうな街だったのね・・・。

      

高台がはてしなく遠い。ワタシだったら無理だったろう。あの山まで、ここから30分で走り切れるか?実際に、その立場に否応なく立たされた多くの人の絶望感は・・・
 

皮肉なことに、海の最前線のホテル(キャピタルホテル)は、上層階には津波が届かなかったようだ。
勇気を出して海の最前線に向かって逃げる度胸は・・・私には無い。
 

奇跡の一本松が生き残ったのは奇跡中の奇跡、と心底思える。


一本松が衰弱し、海水で根が枯れてしまったのは残念だね。でも、月日はかかるだろうけどクローン技術で子孫が生まれるよ、きっと。
 【つづく:気仙沼へ
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