2013年6月某日
7時過ぎからの「鵜飼観覧船」に乗る前に今宵のホテルにチェックインしましょ。
川原町という、かつては岐阜城の城下町だったエリア。
虫籠窓、夕方の打ち水、軒に吊るされた提灯。
電柱は地中化済み。
古都のアイテム揃ってます。
こーいうロケーションに弱いこにゃくうは
「いいじゃーん!いい感じの町並じゃん♪」
と、すっかり気に入る。
コチラが十八楼。
い~ね~。
雰囲気のあるエントランスでわくわくするー。
では館内ご案内。
街並みに溶け込むように、さり気ないデザインの外観からは伺えなかったが
一歩中に入ると雰囲気チガウ。
客室数は100を越え、収容人数も500人超の大規模旅館だったのね。
通された客室。
フツウの、でも過不足のない10畳間です。
新しくはないけれど、掃除は行き届いているし
従業員さんの対応も丁寧だったのでオッケーです。
私どもは、今晩の夕食は町の鮎料理屋さんを予約しているので、
ここ十八楼では「朝食+宿泊」のプランで来ています。
そんなお安い客ですのに、長良川ビューのお部屋にしてくれただけでも感謝。
夕食と鵜飼見物の前にひとっ風呂なっ 
お湯処は2ケ所。男女交代制で深夜にチェンジのシステム。
シャワーブースは多めにあって、ストレスなく使用できていいね。
内湯の浴槽は「薬草風呂」とか気泡発生の「シルキー風呂」とかそんな感じ。
長良川に向かって設えられた露天風呂の眺めはいいよ!
いちおう、「長良川温泉」と名乗っている、鉄分を含んだ赤茶色い天然温泉。
この場所で湧いているとは思えないので、温泉成分表を見たら
ここ長良川河畔から2kmほど北の山向こうにある
三田洞神仏温泉から引湯をしている、と書いてある。
泉温は16.3℃だから加温しているのでしょう。
でも、この町の中でなんとか温泉を・・・、という旅館組合の
努力を感じましたから個性的な泉質だし、これでもイイよねと思いました。
↓翌朝チェンジのもうひとつの湯処、川の瀬
鮮度の良い湯を求めることはできない湯処だけど
浴室のデザインや居心地の良さは◎
軽ーくプール臭とかするわけだけど、この浴槽は眺めも居心地もよくて
たいへん気持ち良いバスタイムを満喫できましたよ。
鵜のオブジェがかわいらしい。
尚、朝食バイキングが充実していたので語りたい
最初に現れるアイテム群は朝食バイキング定番の品々。
ま、フツーにピックアップしていくわけだが・・・
『長良川のおいしいお水で作ったお豆腐をどうぞ』の豆乳湯豆腐あたりで
「を!」となり、ムスメとオットには「コレめちゃウマだからぜったい食べとけ!」と
ゴリゴリにゴリ押し。
朴葉味噌って「あら、岐阜に来たんだよね」な気になってウレシイ。
『岐阜県の名物を朝からどうぞ』などと勧めて来るのでうっかり朝ラー。
こうなるともうあきまへん。「ビールくださいっ!」ってことで朝ビー♪
そういう訳で、長良川温泉十八楼は150年の老舗なのに驕ることなく
努力と工夫の宿でした。
ではお風呂も入ったし、鮎料理を食べに外出しましょ。
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