2013年8月17日(土)
ティファナの中心地はこんな感じの繁華街。
広い広い大通り。
高層ビルなどは一軒もなく、空も広い。
土曜日だからからか、家族やカップルでそぞろ歩くメキシコ人で歩道は賑やかだ。
あ。しまうま。
ちがった! 白と黒に色塗りされたロバさん!
観光客が多いから、有料記念写真を商売にしているんだろうね。
ロバさん、かわいそーだ~
(と、言いつつコソ撮り)
そして、歩くとやたらと目につくのが「PHARMACY」 、つまり薬局ですネ。
HIS氏:「不思議でしょう?これには訳があります。
日本と違い、国民皆保険制度のない米国で医療を受けるのは大変。
でもメキシコでなら米国より安く薬が買える。
しかも、処方箋がなくても買える薬の範囲が、米国よりも広いのです。
よって、薬を買うのを目的にティファナに来る米国人が大勢いるのです。
歯医者も多いですよ。アメリカより安く治療してくれますから」
病気になったら保険証持って病院に行く・・・がフツウの日本人からすると
メキシコ薬局の薬で病気を治すって・・・ダイジョブなの?って思っちゃいますが。
HIS氏:「では、ちょっと生活臭のする市場に行きましょう」
ぐっちゃぐちゃに商品を売ってます。
こにゃくうが幼児時代にあった地元商店街に似た空気感。
乾物屋?みたいな商店が多いです。
豆! とうがらし! そして豆!さらに唐辛子!
十種類以上の唐辛子と、数十種類の豆を量り売り。
HIS氏:「メキシコの伝統料理は豆、米、そして唐辛子を素材にしたものです。」
真ん中のアレ、ぜったい「ひまわりの種」ですよね。
中国に行った時、おつまみで食べたらおいしかったっけ。
メキシコ人も日常で食べるんだ!
HIS氏:「いわゆる歴史的建造物的な見どころが無い町なんですけど、スミマセン。
でも、コチラの古い教会はどうでしょう。見学していきますか?」
こにゃくう:「あ、要らないです^^;教会はフランスで飽きちゃったんで、スルーします」
限られた滞在時間だ。
ティファナ市民ウォッチングの方が面白いと思うこにゃくうです。
繁華街を歩いていると、おみやげ屋さんの客引きが声を掛けてくる。
「見ルダケタダ!見ルダケタダヨ!」
「社長サン、ヨッテッテ!」
「新婚サンハ見テ行ク!」
誰だー! 使い勝手のいい日本語教えたヤツ(笑)
まあ、諸外国に行けばよく聞く日本人向けのコールなのだが、
その客引きコールの中に、他国では聞いたことが無いセリフを頻繁に掛けられた。
「マルちゃん、マルちゃーん!」
「チビマルコチャ―ン!」
HIS氏:「ランチタイムにいたしましょう。こちらのタコレストランでお好きな物を!」
昼間からコロナビール飲んでぼんやりするおじいちゃんたち。
このユルさがメキシコっぽくていいね~♪
カウンターではお客もスタッフもぼんやりと。 メキシコタイムが流れています。
厨房は、ちょっとフケツそうに見えても、ギリギリの清潔感がありまして(笑)
メキシコ現地で食べるタコ料理がたのしみですよ。
メキシコの通貨、ペソ「$(Peso)」のレートはだいたい1USドルで13ペソだそうで。
HIS氏:「お店の人が皆さんを見て’マルチャン’って言ってましたでしょ?」
うんうん!すっごいナゾでした。
アニメのちびまるこちゃんが大ヒットでもしてるんですか?
HIS氏「実は、メキシコ人は東洋水産のカップ麺、マルちゃんが大好物なんです」
突出しで、タコチップス登場。
緑と赤のチリソースと野菜のピクルスがついていたよ。
こにゃくう:「え~!初耳です。世界のヌードルといえば、地球上で310億食
売られたという日清カップヌードルが
世界を席巻しているのかと思っていました!」
メニューを選びつつ、HIS氏のマルチャン話がつづく・・・
HIS氏:「世界でもメキシコでだけは、なぜかマルチャンがカップ麺シェア1位です。
毎日のように食べているメキシコ人もいるんじゃないかな。
それで「日本人=マルちゃん」という認識になるのかもしれません」
日清食品に負けるな!と販路を求めてリュックにマルちゃんを背負って
遠くメキシコで営業活動をする東洋水産社員の姿を妄想中のこにゃくう。
すごい話ですね。
プロジェクトXだー!
ケサディーニャを頼んだつもり。
あはは。雑だわww
そして、タコス。
ビールは「コロナビールは日本でも飲めますが、PACIFICOはご存知ないのでは?」
と言われ、試してみる。 薄いけどこの日差しの中で飲む軽いビールは美味しいね。
1本25ペソでした。
メキシコでマルちゃんが大活躍なのは誇らしいけど
先ほど市場で見た、豆や唐辛子を多用する料理は減っているのでしょうね。
伝統的な食材は徐々に忘れられ、早くて安い食品に流れているのは
メキシコに限らず、どこの国も同じことだろうけど。
そういえば、メキシコ料理って世界遺産になってるのよね。
昨年、日本の和食が世界遺産登録されたけど
メキシコ伝統料理も、守らなければ消滅してしまう危うさなのかも。
※「マルちゃん、メキシコの国民食」については、このメルマガで再確認しました
庶民の食堂でのひとときを味わっていたら、マルちゃん・・・じゃない、日本人の集団を見つけた5人の楽団がやってきて一曲演奏させてくれ、と来た。
ひとり5ドルもあげたわ。超ヘタクソだったけどな!
右のバイオリン兄ちゃんが酷かったなー。ちゃんとチューニングぐらいしろ~。
マルちゃんは外れた音程で気持ち悪くなったわい!
※この回でメキシコ終了にするつもりだったのに、なんだか長くなっちゃた! あともう一回つづきます。
長くてゴメン!
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