ろうばいの郷(群馬県安中市)
【 前の記事よりつづき 】
2015年1月5日(月)
ここは、その、ただひたすらに蝋梅(ろうばい)のみが咲いているというそーいうシンプルな郷でございます。
ホラ。設備だってこんなにシンプルw駐車場は地面に石灰でラインを引いただけの広場でチケット売り場はプレハブハウスだ。入園料400円。
どこか立ち寄る価値のある場所ないの?と、オットに訊いたら、こんなところを探してきたという次第。
場所は群馬県安中市松井田町。3.2ヘクタールの土地に遊歩道がうねうねと造られ、そこに大量のろうばいが植えられている間を散策する、というそーいうコンセプトの園。ろうばいの数、1万2千本とか。
「ふーん」(←植物に興味が薄いワタクシ)・・・って感じで入園したのですけど
晴れ渡った冬の日、真っ青な空に黄色の花たちが実に美しく映える!
ろうばいの濃厚な甘ーい香りが、右から左から纏わりつくように散策路を進む我らに絡みついてくる。香りの中を散歩しているようだ!イイねー♪
そもそもココは主に桑畑だったのだそうです(あと田んぼも)桑って、もうニーズないじゃん?そんな遊休農地を有効活用しようと、一軒の農家がろうばいを植え始めたのが約30年前の事だそうです。
植栽活動が徐々に他の農家にも広まり、切り花として出荷も考えたものの、ろうばいの花のもろさにそれは断念。じゃ、このろうばいを地域活性化の材料にしようと、観光用に公開し始めたのが1999年ころだそうで。
今では、農家や退職者、地元の有志で「農事組合法人」を作って、42人のメンバーがろうばいのお世話をしているんだそうです。
「冬のこの時期って、他にめぼしい花って無いでしょ?だから蝋梅いいかな、って」とは、受付にいらした方のコメント。なるほど~。ニッチなところに目を付けましたのねw
地元有志の運営だからこそ、なんとなーく手作り感のある施設だったんですね。
冬の、なーんにも色のない季節に於いて、鮮やかなレモンイエローにはハッとさせられるし、
この濃厚アロマには待ち遠しい春の予感を感じて心がウキウキするね。
遠くにゴツゴツしたフォルムがカッコイイ妙義山が見えるや。
12月中旬から2月下旬。花のない季節に上州に来たらこのろうばいの郷っていいかもよ。
★ろうばいの郷HP★
オットよ、次はどこに行くのかな?
【 つづく 】
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