割烹の宿・いま井【夕食編】★会津若松と新潟・月岡温泉の旅
【 前の記事よりつづき 】
2015年9月20日
透き通る緑色の月岡温泉の湯にはいった後は
お部屋で夕食。
いま井さんでは原則、お部屋での食事になるようです。
秋桜の壊敷、お品書き、グラスにお箸。
湯から戻るとセットされてました。
ワタクシが宿でちょっとがっかりするのは
前菜や食前酒あたりが先に配膳されていて放置されている時。
(きっと気にされない人の方が大多数だとは思います)
いま井の仲居女性は
ちゃんと我らが着座したのを確認の後に配膳を始めてくださったので
ワタクシ的にはうれしい配慮。
着座前に料理が並んでいるのが
衛生的に思えず好きじゃないの。
イッキ出しの宿はそれだけでマイナスポイント。
(個人の意見です)
まずは生ビールでしょー。
スワンレイクビールはこのお宿のグループ会社が造っている地ビール。
最近は地ビールではなくクラフトビールって言うわね。
(スワンビール ゴールデンエール 700円)
先付1:秋鮭の酒蒸し 木の子 菊花浸し
柚子の香りが上品でヨイです。
先附2:玄米 黒米 もち米 餅粟 とろろ芋掛け
お料理と器が調和してますね。
4種の穀物がもっちりしていておいしい食感。
前菜:(右から)小女子と万願寺と湯葉炒り煮 秋刀魚粉節煮 白貝の酒煮
揚げ栗 里芋とずいき 菊花蕪
硬い鬼皮のまま揚げた栗。
「皮ごと召し上がってください」と。
「皮ごと召し上がってください」と。
カリリとした食感がおもしろい!抵抗なく鬼皮が食べられるって驚き。
スワンビールをもう一種いっときます。
アンバー スワンエール 700円
椀物:鱧真丈 松茸 三つ葉 酢橘
普段うっすい松茸がペロッって入っているお椀しかお目にかからないワタクシ。
いま井さん、大き目のカットでうれしいですよ。
造里(つくり):(左下から)鮪 南蛮海老 きじはた(すずき科の魚だそう)
鰤 ふなべた
「唐辛子に似ているから新潟では甘エビのことを南蛮海老と呼びます」
へー!
「きじはたにトッピングした黒い物は岩だけ(岩茸)ともうします」
「岩の垂直面に生えるので採るのが困難。成長が遅いので珍重されています」
超レアな食品なんだそうです。
へー!
(ま、特にレアな味はしなかった~ww)
「ふなべたは新潟では人気ある刺身ですが他所では召し上がらないようですね」
へー!
焼物:のど黒塩焼き 柿 粟麩 白掛け
お若い女性の仲居さんでしたが
教えてチャンのワタクシどもの質問に
淀みなく食材の説明をしてくださる。
煮物:蓮根饅頭 穴子 きくらげ 松の実
蓮根饅頭、大好き!
お出汁の味もまずまずです。
酢物:鱚 蟹 りんご 茗荷
そろそろお食事お食事終盤です。
すっぽん 長葱 ささがき牛蒡 玉〆
味噌汁 香の物
出色なのが白米。
「機械乾燥ではなく、天日干ししたお米です」
と仰る通り、メチャおいしいお米。
新潟に来たんだもん、おいしいお米が食べられてウレシイ!
甘味:無花果シャーベット あんみつ
お部屋担当女性のサービスは過剰でなく不足な点も無く、快適。
器も質の良い物を料理に合せて魅せてくれる。
新潟ならでは、の食材で旅人に話題を提供。
お値段を出せば、さらに上の料理宿はありますが
いま井さんの宿泊料金でこのお料理は誰もが満足するのではないでしょうか。
(今回の我らは1泊2食ひとり27000円 税別)
「割烹の宿」と冠をつけているだけのことあるわー、と思いました。
温泉宿に良質な湯は必須。
次の優先順位に「料理」が来る我が家には当り!の宿です。
【 つづく :朝風呂入って朝ご飯食べるわ 】
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